2014 Fiscal Year Annual Research Report
静脈麻酔薬がプロオピオメラノコルチン由来蛋白の産生に及ぼす影響とその意義の解明
Project/Area Number |
25861373
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
溝田 敏幸 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80596198)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | プロポフォール / プロオピオメラノコルチン / 下垂体 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、静脈麻酔薬が下垂体細胞や単核球細胞におけるプロオピオメラノコルチン(POMC)遺伝子発現及び種々の生理活性物質の分泌に与える影響を解析する事を目的とした。 静脈麻酔薬が下垂体細胞におけるPOMC遺伝子発現に及ぼす影響の解析、および静脈麻酔薬によるPOMC遺伝子発現制御のメカニズムの解明を中心に実験を行った。プロポフォールやチオペンタール、デクスメデトミジンがPOMC転写活性に与える影響を検討し、チオペンタールとデクスメデトミジンはPOMC転写活性に影響を及ぼさないがプロポフォールはPOMC転写活性を増強させる事が判明した。 プロポフォールによるPOMC転写活性増強のメカニズム解明が今後の検討課題である。
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