2015 Fiscal Year Annual Research Report
酸素ナノバブル水による尿路結石形成の抑制機序の解明と予防法への応用
Project/Area Number |
25861442
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
廣瀬 泰彦 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (60381894)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ナノバブル水 / 尿路結石 / 抗炎症作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
尿路結石の初期形成には、腎尿細管細胞の傷害に伴う「炎症」が関わることを、私たちは発見した。近年、酸素を直径200nm以下のガス核として安定化させた「酸素ナノバブル水」は抗炎症作用を持つことが注目されている。 私たちは、シュウ酸前駆物質を投与した結石形成モデルラットでは、酸素ナノバブル水の自由飲水により尿路結石形成が抑制されることを発見した。本研究では、酸素ナノバブル水による尿路結石形成の抑制機序を明らかにする。 4週齢Sprague Dawleyラットを、コントロールとして①Control群、②酸素ナノバブル水群、結石形成群として③EG群、④EG+酸素ナノバブル水群の4群にわけ、Control群、EG群には蒸留水を、酸素ナノバブル水群、EG+酸素ナノバブル水群には酸素ナノバブル水を自由飲水させた。7週齢から、EG群、EG+酸素ナノバブル水群には、10% EG 1.2 mlを連日、Vitamin D3 0.5μgを隔日に、胃管を用いて投与した。EG投与7、14日後に24時間蓄尿、採血を行い、腎を摘出した。尿N-acetyl-β-D-glucosaminidase(NAG)排泄、結石関連蛋白、酸化ストレスマーカー、酸化ストレスマーカーを測定し、酸素ナノバブル水が、細胞傷害や酸化ストレスや炎症を抑制することで結石形成を予防することを明らかにした。 酸素ナノバブル水は、酸素と水から作られた安全な飲料水で、日本発のナノテクノロジーである。本研究より、酸素ナノバブル水による結石形成の抑制機序のひとつが明らかになり、ヒトへの予防法として臨床応用が期待される。
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Research Products
(2 results)
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[Presentation] Inhibitory effect of rooibos tea on urinary stone formation in a rat model2016
Author(s)
Yasuhiko H, Kazumi T, Yasuhiro F, Kazuhiro N, Masayuki U, Takahiro K, Masahito H, Atsushi O, Keiichi T, Kenjiro K, Takahiro Y, Mpho M, Allen R
Organizer
第13回国際尿路結石症学会/日本尿路結石症学会第26回学術集会
Place of Presentation
幕張メッセ 国際会議場(千葉県千葉市)
Year and Date
2016-07-19 – 2016-07-22
Int'l Joint Research
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