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2015 Fiscal Year Annual Research Report

CD1d-iNKT 系が妊 娠に及ぼす影響につ いての検討

Research Project

Project/Area Number 25861476
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

河合 有希  東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (70646463)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords流産 / 抗炎症作用
Outline of Annual Research Achievements

申請者は絨毛細胞ー母体リンパ球間の相互作用に関する研究を行っている。fat-1マウスは抗炎症作用を持つω3脂肪酸を高濃度に発現するトランスジェニックマウスで、すでに複数の研究結果によりω3脂肪酸がもつ抗炎症作用があらゆる疾患モデルに対しても有効である可能性が示唆されてきた。またNKT細胞は、絨毛細胞上のCD1dを介して不活化され過剰な炎症状態を惹起することは申請者がすでに報告している。昨年までにfat-1マウスに、NKTを賦活化させるαGalCer(AGC)を投与し、コントロール群と比較したところ、fat-1マウスでは有意に流産率が低率であることを報告した。今年度は、fat-1マウスにAGCを投与した流産群(妊娠中期に投与)、早産群(妊娠後期に投与)とWT群をもちい脾臓細胞でのサイトカイン誘導性の違いをELISA法と定量的リアルタイムPCR法で評価した。AGC投与後の流産率、早産率はともにfat-1マウス群でWT群と比較し抑制された。またWT、fat-1マウスのそれぞれの脾細胞をAGC刺激したところ、fat-1マウス由来の脾細胞はWTよりも有意にIL-4のmRNAが高発現で分泌量も多かった。さらにIFN-γ/IL-4比ではfat-1由来の脾細胞はWTよりも有意に低下していた。このことから、fat-1マウスのようにω3脂肪酸優位な体内環境ではiNKT細胞がTh2優位な免疫誘導を生じることが示唆された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ω3脂肪酸によるNKT細胞機能制御と流早産発症への影響2015

    • Author(s)
      保谷茉莉
    • Organizer
      第30回日本生殖免疫学会総会・学術集会
    • Place of Presentation
      熊本県民交流館パレア
    • Year and Date
      2015-11-21 – 2015-11-22

URL: 

Published: 2017-01-06  

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