2014 Fiscal Year Research-status Report
子宮頸癌の悪性形質と関連するmicroRNAの同定と新規治療にむけた機能解析
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25861506
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
平尾 薫丸 慶應義塾大学, 医学部, 講師(非常勤) (80327593)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 子宮頸癌 / マイクロRNA |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度の研究を続行した。 昨年の報告書で記載した3つの候補miRNAのうち、miR1246およびmiR4306について、活性増幅実験と活性抑制実験を行うため、それぞれの試薬を購入した。運動能・浸潤能の高い細胞株としてSKG-ⅠおよびSKG-Ⅲbを選択し、細胞株を用いて、まず活性抑制Inhibitorおよび活性増幅mimicRNAを導入し、細胞増殖に与える影響を検討した。 miR4306について、SKG3bを用いた抑制実験では増殖は促進され、増幅実験では増殖は抑制された。SHihaについては、抑制実験,増幅実験ともに増殖能に有意差がなかった。現在、Shihaについて再度検証中である。 miR1246について、SKG3bを用いた抑制実験・増幅実験ともに増殖は有意差はなかった。SHihaについては、抑制実験では増殖は促進され、増幅実験では増殖に有意差はなかった。 現在、残りのmiR1290について検討を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
miRNAを選択し、細胞の悪性形質に関与するかを検討しているが、miRNAを3種同定し、うち2個で検討が進んでいる。今後、残りのmiR1290について検討する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
mi-RNAが癌の免疫逃避機構に関与するについての報告はほとんど行われていない。最適と考えられるmiRNAを選択肢、miRNAが腫瘍免疫逃避に関与するか樹状細胞の機能試験により検討する ①候補mi-RNAを抑制した細胞株において、産生されるIL-6,IL-10,TGF-βなどの免疫抑制物質の産生量をELISA法で検討する。②樹状細胞(DC)の活性化を評価するため,mi-RNA抑制株の培養上清を添加した培地にてDCを培養し,産生されるIL-12とTNF-αを定量する。③DCのT細胞刺激能を評価するため,②と同様の培地でDCとT細胞を共培養するリンパ球混合試験(MLR)を行い、T細胞から産生されるINFγを測定する。 以上により子宮頸癌由来のmiRNAが抗腫瘍免疫を抑制するかを検討し、治療のターゲットになるか検討する。
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