2013 Fiscal Year Research-status Report
DFNB93原因遺伝子を通した有毛細胞特異的なカルシウムシグナリングの機能解析
Project/Area Number |
25861578
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
稲垣 彰 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70405166)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 有毛細胞 / カルシウムチャネル / カルシウムシグナリング |
Research Abstract |
組織学的にCaBP2の分布を検討するために、抗CaBP2抗体の作成のための抗原ペプチドの設計を行った。CaBP2は細胞内タンパクであり、抗原性が極めて低いことが予想されたことから、至適部位について慎重に検討を行った。また、共同研究者より入手した既存の坑CaBP2抗体を用いて、組織学的な予備実験を行い、蝸牛におけるCaBP2免疫染色のための、固定、脱灰など至適条件の検討を行った。様々な固定条件を検討した。メタノール、ホルマリンなどを始め、様々な固定液を検討したが、非特異的と思われる反応が見られた。ブロッキング、抗体の生成などをする必要性につき検討が必要と考えられた。組織学的な分布についてより確かな検討を行うため、single cell PCRについても施行を検討することとなった。また、in situ hybridizationによる検討を行うため、プローブについて検討を行った。 CaBP2のshRNAによる遺伝子抑制を用いた電流への効果を検討するため、shRNAの設計について予備的な検討を行った。また、shRNA導入のために蝸牛培養が必要となるが、蝸牛培養のための必要な材料、条件設定について検討を行った。測定システムの作成のため、HEKA EPC-10アンプリファイアーを購入し、電気生理学測定システムの立ち上げに勤めた。電気生理学システムについては、ノイズ混入が問題となり、現在、対処を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
目的に向け、充分な準備を行っていると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、目的に記載された検討を、順次行う予定である。
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Research Products
(4 results)