2014 Fiscal Year Annual Research Report
実験的網脈絡膜新生血管に対する生体防御因子の抑制効果
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25861633
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
高井 保幸 島根大学, 医学部, 助教 (20397871)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | HpODE / 脈絡膜血管新生 / チオレドキシン / 血管内皮増殖因子 / 酸化ストレス |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 実験的脈絡膜血管新生モデルでのTRXの血管新生抑制効果についての検討は実験的脈絡膜血管新生モデルラットを以下の3群に分けて行った。 A群:生理食塩水を網膜下注射直前/3/6/9/12/15/18日目に投与する群(コントロール群)12眼、B群:rhTRX 0.5 mgを網膜下注射直前/3/6/9/12/15/18日目に投与する群 14眼、C群:rhTRX 1.0 mgを網膜下注射直前/3/6/9/12/15/18日目に投与する群 16眼、解析は注射後21日目に走査型レーザー検眼鏡にて、蛍光眼底造影を行いCNVの有無を確認し、TRX濃度と脈絡膜血管新生の抑制の関係を観察したところ、A群 6/12眼=50.0%、B群 4/14眼=28.6%、C群 6/16眼=37.5%にCNVを確認した。 2. 硝子体液・網膜組織液の酸化度と脈絡膜血管新生との関連を検討 A群12眼,B群14眼,C群16眼の網膜組織液の酸化度をThe OxyBlot Protein Oxidation Detection Kit (Millipore社)と眼内血管新生に関わるVEFG濃度をRat VEGF Assay Kit ( IBL社)で測定を行った。脈絡膜申請血管とそれぞれのパラメーターについて検討を行った。
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