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2013 Fiscal Year Research-status Report

血管形成能を有する複合型培養皮膚の開発

Research Project

Project/Area Number 25861708
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

今川 孝太郎  東海大学, 医学部, 講師 (50366001)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2015-03-31
Keywords複合型培養皮膚 / 非選別末梢血単核球 / 無血清生体外培養細胞
Research Abstract

平成25年度の計画として、末梢血血管内皮前駆細胞を組み込んだ複合型培養皮膚の作成を行った。将来的な臨床への応用を考え、当初の計画を若干修正し、安全で安価な培養皮膚の作成方法を模索し検討した。表皮角化細胞の培養は無血清培養法で行っているが、通常、初代培養の効率を向上するため播種培地には血清を添加し、増殖培地から無血清KGMを使用していた。播種・増殖培地を無血清Defined Keratinocyte-SFMに変更し検討したところ、以前の増殖効率と遜色なく、血清を使用せずに表皮角化細胞を培養することができた。また、末梢血血管内皮前駆細胞は磁器細胞単離装置にてCD34+細胞を採取する予定であったが、数的および質的に十分な細胞を確保することが難しく、かつ大量の末梢血を必要とした。そこで、当該施設の増田らが開発した非選別末梢血単核球の無血清生体外培養細胞で代用するに至った。この細胞群は少量の末梢血から得ることができ、機能においても下肢虚血マウスモデルでの血管再生効果は既に報告(Stem Cells Transl Med.2012;1:160-171)されており、単離したCD34+細胞よりも効果が高いと考えられている。平成25年度は本実験で用いる細胞の培養方法について検討を行い、より効率の良い方法に改良を行った。平成26年度はこれらの細胞を用いた複合型培養皮膚をSCIDマウスに移植し、組織検討を行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

25年度中にマウスへの移植実験を行う予定であったが、複合型培養皮膚の作成方法の修正と末梢血血管内皮前駆細胞を非選別末梢血単核球の無血清生体外培養細胞を使用することにに変更したため若干の遅れが生じた。

Strategy for Future Research Activity

本研究で使用する培養細胞についての修正、検討は終了した。26年度は非選別末梢血単核球の無血清生体外培養細胞を複合型培養皮膚に組み込んだものと、従来型の複合型培養皮膚のマウスへの移植実験を行い、実験計画に沿った組織学的な比較検討を行う。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

今年度に予定していた動物実験を次年度に行うことになったため、実験用動物と組織染色に用いいる試薬の費用分を使用しなかったため、次年度に繰越となった。
次年度は細胞培養培地、実験用動物、組織染色試薬などを繰越分で購入する予定である。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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