2013 Fiscal Year Research-status Report
吸収性β-TCP含有ゼラチンGBR膜とFGF-2を用いた新規垂直的骨造成法の開発
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25861882
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
則武 加奈子 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 助教 (60624210)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | GBR / FGF-2 / 垂直的骨造成 |
Research Abstract |
現法の垂直的骨造成(OG)法は、治療期間中に粘膜裂開が起こるリスクが高い問題点がある。研究代表者らが開発した吸収性β-TCP 含有ゼラチンGBR 膜(G/T 膜)は骨造成部での遮蔽目的だけでなく、サイトカインのキャリアとしても利用できる特性を持つ。そこで、線維芽細胞増殖因子-2(FGF-2)に注目しG/T 膜に含浸させることで骨造成を図ると同時に粘膜裂開のリスクを減らす新しい垂直的骨造成法を考案した。本研究の目的は、ラット頭蓋骨上OG モデルにおけるFGF-2 含浸G/T 膜の骨造成・粘膜裂開防御に対する有用性の検証であり、この新規垂直的骨造成法開発の基盤作りを目指す。 研究代表者らが行った以前の実験結果からF-G/T 膜を用いた欠損部における骨新生には、「周囲に骨組織」の存在が必須であると推測される。実際、長管骨でのデータではあるが、骨欠損領域が極めて小さい骨折時においては、rhFGF-2 の骨治癒促進作用が認められている。そこで、F-G/T 膜から徐放されるrhFGF-2 が及ぼす骨新生作用が、骨欠損の大きさにどのような影響を受けるかを評価する必要がある。この評価に際して、本研究は、研究代表者らが開発した膜と、リコンビナントFGF-2を使用して行う研究であることから、大学と膜開発に携わった共同研究者が所属する企業AとFGF-2を提供する企業B間での3社契約を行った(2013年9月)。2013年7月より大学の動物実験施設が改修中であること、研究代表者の妊娠・産休・育休などにより本研究は2013年3月より中断中である。このため、2013年度は育休復帰後、スムーズに研究が再開できるように研究環境の整備を可能な範囲で行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2013年7月より研究者の所属する大学の動物実験施設が改修中であること、研究代表者の妊娠・産休・育休により本研究は2013年3月より中断中である。このため、2013年度は育休復帰後、スムーズに研究が再開できるように研究環境の整備を可能な範囲で行った。2015年4月の研究再開を予定している。
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Strategy for Future Research Activity |
2015年4月研究再開後は、ラット頭蓋骨上OG モデルにおけるF-G/T 膜の骨造成・粘膜裂開防御に対する有用性を検証するため、 ・ラット頭蓋骨における大きさの異なる骨欠損に対するF-G/T 膜の効果の検討 ・ラット頭蓋骨OG モデルにおける様々な骨膜挙上量におけるF-G/T 膜の効果の検討 ・ラット頭蓋骨OG モデルにおける様々な投与rhFGF-2 量でのF-G/T 膜の効果の検討 ・最適条件下におけるF-G/T 膜の骨形成および軟組織形成に対する効果の経時的な観察・解析を行い、F-G/T 膜を用いた新規OG 法の臨床応用を目指していきたいと考えている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
2013年7月より、大学の動物実験施設の改修、ならびに研究代表者の妊娠、産休、育休により当初の計画を変更し、2013年3月より研究中断中である。このため当初の計画を変更し、2013年度は研究再開時にスムーズに研究が行えるよう事前準備にとどめ、再開後に研究費を使用するようにした。 2015年4月に研究再開予定であり、研究再開後に当初2013年に使用予定であった備品や実験動物、試薬などの購入を計画している。
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Research Products
(5 results)