2014 Fiscal Year Research-status Report
即時荷重インプラントにおいて骨結合を阻害する微小動揺の閾値の解明
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25861893
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
堀田 聡 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (60526713)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 歯科インプラント / 即時荷重 / 微小動揺 / 有限要素法 / オッセオインテグレーション / 骨結合 |
Outline of Annual Research Achievements |
即時荷重インプラントにおいて、微小動揺の大きさはオッセオインテグレーション獲得のための重要な因子である。しかし、微小動揺がインプラント周囲骨の治癒に及ぼす影響については十分に解明されていない。本研究課題は、即時荷重インプラントの適用基準および荷重プロトコールに関する科学的根拠を提供し、新たな治療指針を確立することを目的である。現在までに、イヌの脛骨の力学シミュレーションを構築できるようにCT撮影を行い、この画像をシミュレーションソフトを使用し有限要素モデル化した。また即時荷重インプラントを想定した3次元有限要素モデルを作成し、遅延荷重や咬合様式、上部構造の違いによる比較や、微小動揺についての力学解析を行った。3次元有限要素法を用いた即時荷重に関する学会発表や論文を執筆した。またイヌの脛骨に即時荷重を行い、荷重装置による予備実験中である。今後、イヌ脛骨に即時荷重を行い、微小動揺による影響を骨形態計測、組織学的検討、有限要素解析などを行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
イヌ脛骨におけるひずみや微小動揺の測定の方法についての検討、動的荷重装置の調整、予備実験に予想以上の時間がかかっており、進行が遅延している。
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Strategy for Future Research Activity |
予備実験が終了後、ただちにイヌ脛骨にインプラントを埋入し、動的荷重、微小動揺について実験していく。十分な結果が得られない場合は、実験方法の再検討や実験頭数を増やし、実験を行う。実験終了後、採取した試料を基に、組織標本の作製を行い、学会報告および論文作成をめざず。
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Causes of Carryover |
動的荷重装置の設定、予備実験等に遅れが生じたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
実験動物(イヌ)、歯科インプラント、薬品、備品等の消耗品の購入および組織標本の作製に使用する予定である。また、国内外の学会において成果発表を行うための旅費、論文投稿費に計上する予定である。
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Research Products
(1 results)