2015 Fiscal Year Annual Research Report
ジルコニアインプラント周囲炎予防のための新規人工抗菌ペプチドの開発
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25861898
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
橋本 和彦 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (30464960)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ジルコニア / 機能性人工タンパク質 / Lactoferricin |
Outline of Annual Research Achievements |
1)新たな機能性人工タンパク質のデザイン:抗菌ペプチドとして知られるラクトフェリシンのモチーフ:FQWQRNMRKVRおよび申請者が同定したジルコニア結合ペプチドモチーフ:WYSSMSEDKRGWを用いて機能性人工タンパク質モチーフ:WYSSMSEDKRGWFQWQRNMRKVRをデザインした. 2)機能性人工タンパク質の合成:これらのペプチドはこれらのペプチドはFmoc (9-fluorenylmethyloxycarbonyl) methodにて合成し、高速液体クロマトグラフィ(high performance liquid chromatography; HPLC)にて>95%に精製することで作製した. 3)抗菌活性の評価:今回作成した機能性人工タンパク質を20,100,200μmol/LにDMSOに希釈してタンパク質溶液を作製した.続いてそれぞれの溶液中にジルコニア円板を1時間浸漬して円板表面をタンパク質でコーティングした.さらにこれらの円板上でP. gingivalisを37℃,嫌気条件下で2日間培養した.その後,生菌のATP活性を吸光度測定器で検出することで生菌数を計測して対照群と実験群で生菌数を比較したところ,実験群では対照群よりも約1/10に減少していた.よって今回作成した機能性人工タンパク質もP. gingivalisに対する抗菌活性を有する可能性が示唆された.
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