2013 Fiscal Year Research-status Report
エナメル上皮腫におけるTTSPとHAI-1の機能解析
Project/Area Number |
25861961
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
馬場 貴 宮崎大学, 医学部, 助教 (70626051)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | エナメル上皮腫 / セリンプロテアーゼ |
Research Abstract |
不死化エナメル上皮腫細胞株であるAM-1、AM-3にHAI-1のsi RNAを導入し一過性にHAI-1をノックダウン(KD)する事でコントロール細胞と比較して細胞増殖能が低下し、細胞遊走能が亢進する事が明らかになった。さらに、エナメル上皮腫におけるHAI-1の機能解析を行おうと考え、AM-1、AM-3におけるHAI-1の安定的KD株を樹立しようとレンチウイルスを用いて実験を進めているが現在の所、安定的KD株は樹立できていない。この問題に関しては現在、CRISPR/Casシステムを確立する事で解決できると考え、CRISPR/Casシステムの確立を目指している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
臨床業務や会議等が多いが、実験を行う時間はあるので概ね、順調に研究は進んでいると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度はエナメル上皮腫におけるTTSPおよびHAI-1の発現に関する臨床病理学的解析を行うため免疫染色を行う予定としている。また、エナメル上皮腫におけるTTSPとHAI-1のin vitroにおける機能解析を行うため標的となるII型膜貫通蛋白構造を有するSP群(TTSP)の探索を行う予定である。そのため、AM-1、AM-3細胞抽出液を用いてHAI-1を免疫沈降することにより、HAI-1と共に沈降されるTTSPを検索する。
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