2014 Fiscal Year Annual Research Report
レーザーによる歯の移動時の歯周組織誘導能の探索と臨床応用
Project/Area Number |
25862016
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
國松 亮 広島大学, 医歯薬保健学研究院 (歯), 助教 (40580915)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 再生医学 / シグナル伝達 / 歯周組織 / 代謝活性 / レーザー |
Outline of Annual Research Achievements |
低出力レーザー照射は、ヒト由来歯周組織構成細胞および歯髄細胞の増殖能を亢進し、その細胞内経路としてATPの産生が証明された。また、骨分化誘導を開始した歯周組織構成細胞および歯髄細胞において、低出力レーザー照射は骨分化マーカーの遺伝子発現および石灰化度を亢進することが明らかとなった。さらに、in vivo 系実験の検討により、低出力レーザー照射により人為的な歯の移動が促進された。以上より、低出力レーザー照射は、歯周組織構成細胞の増殖能および石灰化能を亢進させることで、歯周組織の再生へ誘導することが示唆され、人為的な歯の移動を促進することが示された。
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