2015 Fiscal Year Annual Research Report
事前インターネット教育と事後フィードバック教育を組合せた健康教育プログラムの開発
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25862091
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
晴佐久 悟 福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (10330961)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 産業保健 / 産業歯科保健 / Web健康教育 / ICT |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、事前インターネット教育と事後フィードバック教育を組合せた健康教育プログラムを福岡市の某企業の労働者(172名)に実施し、実施者の口腔保健行動意識・行動および口腔自覚症状にどの程度影響を及ぼすかを確認することであった。 参加希望労働者は、職場や家庭で、インターネットを介してWeb(Survey Monkey)にアクセスし、配布した手鏡やデンタルミラーを使って口腔を確認し、その結果をWeb上で入力し、本人の口腔の状況に応じた口腔保健について自己学習した。約1カ月後に、入力されたデータを基に、歯科医師、歯科衛生士による事後フィードバック健康教育がそれぞれ約10分間実施された。効果が確認できた介入群は14名(男性9名、女性5名、平均年齢49.0±2.8歳)であった。介入群では、実施1年後で、実施前よりも、口腔保健意識の「何が出来ていなかったかを明確にする。」、「歯ぐきが腫れていないかどうか鏡で見る」、および総合スキルが統計的有意に向上した(P<0.01)。口腔保健行動の「鏡を見ながら磨く」および口腔自覚症状の5項目中4項目で改善傾向が認められた。 このことから、このプログラム実施は、鏡を使用して口腔内を確認して、口腔疾患状況や口腔清掃状況を把握するスキルや口腔保健意識を向上させる効果があると考えられる。また、鏡を見ながら磨くことにより、口腔清掃技術が向上し、口腔自覚症状の改善傾向に繋がったと考えられる。
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