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2014 Fiscal Year Research-status Report

看護技術習得支援システムの構築に向けた基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 25862113
Research InstitutionSapporo Medical University

Principal Investigator

首藤 英里香  札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (90336412)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywords看護技術 / 動作分析
Outline of Annual Research Achievements

看護技術をより正確に、かつ効率よく習得するには、各自で行った技術を客観的に評価しながら、改善点を明確にしていく必要があると考える。本研究ではより効果的・効率的な技術教育の実現を目指し、1)3次元的な動作分析が可能な看護技術の抽出と分析方法の検討、2)看護師と学生の看護動作の比較・分析、3)モデル動作の検討を行う。
本年度は、加速度センサ(小型無線多機能センサ:ATR-Promotions TSND121)を用いて身体角度を計測する方法について3次元動作解析装置(VICON MXカメラ、解析ソフト:NEXUS)で得られたデータと比較し、その整合性の検討を行った。内容は、体位変換および移乗介助動作を行う際に角度計測を実施する予定の膝関節および腰部の屈曲角度の測定であった。小型無線多機能センサを仙骨部と胸骨柄、右大腿中央と右下腿中央に装着させそれぞれのセンサの角速度から角度を算出した。角速度から角度へ変換するプログラム作成にはMATLAB R2014bを用いた。計測は体位変換および移乗介助時の動きを想定し、片足を前方に出した動作のランジ、体幹の捻り動作の回旋、体幹の前屈動作で実施した。小型無線多機能センサで計測しプログラムにより算出した角度とVICONより得られた角度との比較では、それぞれ絶対値は異なるが定性的には類似している結果が得られた。したがって、今後は、小型無線多機能センサで計測したデータを実際の角度により近似した値に換算させるようにプログラムを修正した上で、看護師と学生の動作分析を行っていく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本年度はPhase1の結果を分析し、加速度センサで得られたデータを角度に変換するプログラム作成を行った。加速度センサは小型で軽量かつ大きな装置が不要であることから取り入れたのだが、データにばらつきが出ることや角度に変換する際にプログラム作成が必要であることから、より正確な身体角度を計測するためには3次元動作解析装置を用いた測定結果との比較検討が必要であると考え、研究プロセスに加えた。これにより加速度センサにおいてより正確なデータ収集につながると考えられる。

Strategy for Future Research Activity

今後、加速度センサを用いて熟練した看護師と看護学生の動作の比較を行い、看護動作の特徴を抽出し、モデルとなる動作について検討を行っていく。

Causes of Carryover

平成26年度は、小型加速度センサの有用性および活用方法の検討を中心に行ったため、動作分析にかかる費用を使用せずに至ったため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成27年度は、看護師および看護学生を対象としたデータ収集、データの整理および結果の分析を行うため、物品費および謝金のための費用を計上している。また、成果報告のための費用として使用する予定である。

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Published: 2016-06-01  

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