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2013 Fiscal Year Research-status Report

女子大学生に対する子宮頸がん教育プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 25862182
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

長谷川 文子  岐阜大学, 医学部, 助教 (90632844)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords子宮頸がん / 子宮頸がん検診 / 女子大学生 / 教育プログラム / ヘルスプロモーション
Research Abstract

本研究の目的は、子宮頸がん検診を受診したことのない女子大学生に対する子宮頸がん教育プログラムを作成・実施・評価し、事例を通して教育プログラム作成過程を記述することである。
ヘルスプロモーションのプログラム作成プロセスに従い、子宮頸がんや子宮頸がん検診に関するニーズアセスメントを行い、健康問題を明確化し、その後に子宮頸がん教育プログラムの教授学習計画の立案を行った。そのほか、専門家によるスーパーバイズを受けながら実際の教育プログラム内で使用する教材の作成や確保、質問紙の作成などを行った。同時に参加者募集のフィールド確保のため、研究フィールド協力の依頼を複数の大学に対して行った。結果、許可の得られた大学において、プログラムの案内の配布や募集を呼びかけるポスターの掲示などを行った。研究への同意を得られた研究協力者となる女子大学生に対し、個別に教育プログラムの詳細などの説明を行った。
教育プログラムに先立ち、模擬集団を対象にプレプログラムを実施することにより構成や内容の検討、研究者やファシリテーターのスキルアップを図った。プレプログラムには女子大学生8名が参加し、プログラムの内容や質問紙などに関する感想や意見をもらった。その後にプレプログラムの結果を受けて修正した本プログラムを実施した。
修正後の教育プログラムには9名の女子大学生が参加し、遅刻や途中退席はなく全員が最後まで参加した。本プログラムの実施直前に、厚生労働省から子宮頸がん予防ワクチン接種の積極的勧奨を控える声明が発表されたことを受けて、プログラムの内容を一部追加して実施したが、概ね問題はなく教授学習計画書に沿って実施できた。
プログラム直前・直後・1か月後・6か月後のそれぞれで質問紙調査を実施し、全員から回収を完了している。また、プログラム1か月後・6か月後の2時点では、各協力者に対して個別の半構成インタビューを実施した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究計画書に沿って概ね順調に進展しているが、当初、教育プログラム実施後3か月の時点で研究協力者への質問紙調査と個別インタビューを実施する予定であった点を変更し実施した。実際には、プログラム後6か月の時点において質問紙調査と個別インタビューを実施した。

Strategy for Future Research Activity

今後はプログラム実施を通して収集したデータを分析する。プレプログラムの実施・評価・修正~本プログラムの実施・評価・修正までを行い、さらに内容や構成を検討する。
プログラム内容の検討とともに、研究対象者から得られた質問紙調査やインタビュー調査のデータを分析し、行動変容が起こりにくいとされる女子大学生の、子宮頸がんや子宮頸がん検診に対する心理的特性や行動的特性を分析する。分析結果を受けて、さらに子宮頸がん教育プログラムの内容・構成を再検討する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

教育プログラムの中で使用するプロジェクターやスクリーンについて購入する計画であったが、無料で借用することができたため。
本研究の予備研究について、平成26年度に学会発表を目指しており、その準備を並行して行う。
子宮頸がんは、予防ワクチンを含め多くの議論が盛んに行われており、関連学会や講演会、研修会へ積極的に参加したい。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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