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2015 Fiscal Year Annual Research Report

女子大学生に対する子宮頸がん教育プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 25862182
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

長谷川 文子  岐阜大学, 医学部, 助教 (90632844)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords子宮頸がん / 子宮頸がん検診 / がん検診 / 女子大学生 / 教育プログラム
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、これまで子宮頸がん検診を受診したことのない女子大学生に対する子宮頸がん教育プログラムを作成・実施・評価し、事例をとおして教育プログラム作成過程を記述することである。
本研究の予備調査である「女子大学生の子宮頸がん検診に対する認識と行動の関連」〈長谷川他、日本思春期学会、33(1)、2015〉で明らかとなった女子大学生の子宮頸がん検診に対する規定要因である【子宮頸がん検診への障害】、【子宮頸がん検診の利益】、【子宮頸がんのリスク認知】、【子宮頸がんへの脆弱性】の4つの認識にアプローチする構成となるように子宮頸がん教育プログラムを開発し、女子大学生34名に実施した。このうち、適格条件を満たさなかった3名を除外した31名が最終的な研究対象者となった。研究対象者には、教育プログラム直前・直後・1か月後・6か月後の4時点で継続して質問紙に回答してもらい、データを収集した。また、プログラム受講後1か月および6か月の時点において半構成的面接を実施し、プログラム受講後に子宮頸がん検診を受診したか/受診していないか、その理由についてを中心に尋ねた。研究対象者のうち14名は性交経験者であり、プログラム受講後に子宮頸がん検診を受診した対象者は3名みられた。
最終年度となる27年度は、実施した子宮頸がん教育プログラムをプロセス評価の手法に沿って評価した。プログラム受講後に子宮頸がん検診を受診した対象者3名は、いずれも教育プログラムをきっかけとして受診行動に至っていた。
実施した子宮頸がん教育プログラムのプロセス評価として、参加者の理解度、満足度の高いプログラムであることが示唆された。一方、プログラム実施時期や実施対象などが検討課題として挙がった。本研究により、ヘルスプロモーションの基盤に沿ったプログラム開発の戦略的意義、助産師による子宮頸がん啓発の重要性が確認された。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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