2016 Fiscal Year Annual Research Report
Study on fathers' and mothers' recognition of infants' injuries and design for preventive education programs
Project/Area Number |
25862209
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Research Institution | Yokohama Soei University |
Principal Investigator |
山下 麻実 横浜創英大学, 看護学部, 講師 (40515863)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | こどもの事故 / 父親 / 母親 / 予防教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、現代の家庭における子どもの事故の予防教育のあり方を検討することである。 本研究の最終年度である今年度は、父親と母親が子どもの不慮の事故を防止するための安全教育プログラムに開発に向けた資料を得ることを目的に質問紙調査を行った。調査対象は、子どもを保育所あるいは幼稚園に通園させている父親と母親である。 調査の内容は、①現在、活用している子どもの不慮の事故に関する情報の入手方法②今後、希望する子どもの不慮の事故に関する情報の入手方法に関するものである。 調査した結果、現在、子どもの不慮の事故に関する情報を親はさまざまな方法で1人当たり平均3.29種類の方法で入手していた。また、半数以上の親が活用している子どもの不慮の事故に関する情報の入手方法は、テレビ(75.3%)次いで、インターネット(62.7%)の2つの方法であった。今後、子どもの不慮の事故に関する情報を親は1人当たり平均2.88種類の方法で入手を希望していた。半数以上の親が希望する子どもの不慮の事故に関する情報の入手方法は幼稚園または保育所(園)(63.3%)、次いで、テレビ(62.2%)インターネット(54.0%)の順であった。 現在、乳幼児を養育する親が子どもの事故に関する情報の入手方法について、テレビやインターネットを活用していた。今後、親が希望する情報の入手方法は、保育園あるいは幼稚園が最も多いことがわかった。また半数以上の親が、インターネットから情報入手しており、さらには、これからもインターネットから情報入手していくこと、インターネットによる情報発信を望んでいた。今後、一層ICT(Information and Communication Technology)の進化によるライフスタイルの変化を考慮した効果的な事故予防プログラムを構築していく必要がある。(調査対象866人 回収率43.3%)
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