2015 Fiscal Year Research-status Report
産婦人科医療における性暴力被害直後の被害者への看護実践モデルの構築
Project/Area Number |
25862210
|
Research Institution | Tokyo Ariake University of Medical and Health Sciences |
Principal Investigator |
家吉 望み 東京有明医療大学, 看護学部, 講師 (00582248)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 性暴力被害者支援 / ワンストップセンター / 性暴力被害者支援看護師 / SART / 産婦人科医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、①産婦人科医療における性暴力被害直後の被害者への看護師のケアの実際、②産婦人科医師が期待する日が被害者支援時の看護師役割、③性暴力被害者の望む被害直後の産婦人科医療、④性暴力被害者支援の支援者が期待する看護師の役割を明らかにし、産婦人科医療における性暴力被害直後の被害者への看護実践モデルを構築することである。 平成26年度の研究実績は、①に関して、看護師6名へのインタビュー終了。③に関して、当事者6名のインタビュー終了し逐語録を作成し質的内容分析を実施した。 平成27年度研究実績は、②に関して、産婦人科医師2名にへのインタビュー終了および継続。④に関して研究追加しインタビュー継続。①・③のデータの質的記述的内容分析を実施継続している。①の分析結果の国際学会での発表準備を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成27年度は、性暴力被害者支援の政策として各地に性暴力救済センターとしてワンストップセンターが設立されてる。その為、看護師は医療者だけでなく相談員や支援員との連携を行う必要性がある。そのため、研究データの追加が必要と考えられ④性暴力被害者支援の支援者が期待する看護師の役割を追加したためである。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、③・④のインタビュー終了とデータの質的内容分析を行う。得られた①~④までのデータを基にデルファイ法の基礎データを作成し、性暴力被害者支援における看護師のコンセンサスモデルを得る。 ①・②のデータについて国内看護学会に論文投稿を行う予定である。
|
Causes of Carryover |
インタビュー協力者が予定数よりも少なかったために予定より実支出額が少なくなった。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度の使用総額は、296500円である。使用計画としては、インタビュー協力者への謝金、データ整理、アンケート調査費用および、報告者s九制の印刷費である。
|