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2014 Fiscal Year Research-status Report

高齢者の脱水状態を簡便にアセスメントする方法の開発

Research Project

Project/Area Number 25862242
Research InstitutionUniversity of Occupational and Environmental Health, Japan

Principal Investigator

仲前 美由紀  産業医科大学, 産業保健学部, 講師 (40434675)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywords脱水状態 / 体内水分量 / 皮膚油水分 / 高齢者
Outline of Annual Research Achievements

本研究は,脱水状態に陥りやすい高齢者を対象に脱水状態を早期にアセスメントできる有効な部位を検討すること,脱水状態を簡便かつ客観的にアセスメントする方法の開発を目的としている。脱水状態は一般的に腋窩や口腔の乾燥が有効な部位であることが示されおり,研究代表者の研究においても腋窩の皮膚水分と細胞内液量間には有意な相関があることを示した。しかし,腋窩の乾燥はすでに脱水状態を示している可能性が高く,脱水状態を早期にアセスメントする部位としては手遅れになることが考えられ,脱水状態を早期にアセスメントできる腋窩以外の有効な部位を検討していくことが求められる。研究代表者の研究において,手首の皮膚水分と細胞内液量間に有意な相関があり,手首は脱水状態を示すアセスメント部位となる可能性があることを示した。
自立した高齢者と軽費老人ホームで生活している高齢者を対象に皮膚油水分測定9か所(両側の腋窩,両側の肘関節内側,両側の手首内側,両側の内踝,後頚部)と部位別生体インピーダンス法による体内水分量(細胞内液量,細胞外液量)の測定を実施したが,介護の高い高齢者の測定は未実施である。今年度はより筋肉量の少ない介護度の高い高齢者を対象にデータを重ねていく予定であったが,予定より遅れている現状であり,計画の再修正が必要である。また測定結果を整理している最中であり,自立した高齢者と軽費老人ホームで生活している高齢者の比較を行い,研究結果を公表する準備を行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

予定していた医療型療養施設での測定準備が整わず,介護度の高い対象者への測定が実施できなかった。医療型療養施設での測定のためには家族の同意が欠かせず,施設へ出向けなかったことが原因の一つである。今後は,予定していた施設のみならず,協力施設を依頼し測定できる準備を行いたいと考える。

Strategy for Future Research Activity

今年度が最終年度であるが,測定準備に時間を要するため計画の修正が必要である。今年度は測定の実施を予定していた施設へ出向き,家族の同意を得,測定を実施する。また予定していた施設のみならず介護度の高い高齢者のいる施設へ協力を依頼し,測定を実施できる環境を整え,実施する。その結果を整理,分析し,公表する準備を行う。

Causes of Carryover

研究計画が遅れ,データ収集に行けなかったことが原因である。今後は予定していた施設へ出向き,データ収集を実施するための旅費が必要となる。また部位別生体インピーダンスの分析を依頼していた研究支援者との調整が遅れたことも原因である。今後はデータ収集の旅費,データ収集を実施する際の人手,研究支援者への人件費・謝金等が必要となり,適切に使用していく。

Expenditure Plan for Carryover Budget

研究打合せ,データ収集に伴う旅費ならびに人件費・謝金等を適切に使用する。

URL: 

Published: 2016-06-01  

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