2014 Fiscal Year Research-status Report
ワイヤレスセンサーネットワークを活用した協調学習型授業支援システムの開発と評価
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25870166
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
林 一雅 東京農工大学, 総合情報メディアセンター, 助教 (90422815)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | アクティブラーニング / ワイヤレスセンサー / 協調学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、大学の授業で協調学習などのアクティブラーニングを行なう際に、教室内の教員と学生の行動を、ワイヤレスセンサーネットワークを利用してデータとして記録・可視化して、授業中の学習活動について分析を行い、授業方法の改善に役立てるシステムを開発し評価することである。今年度も、定例の研究会に参加して、関連研究の状況調査と議論を行い知見を深め、システムの仕様設計・開発とタブレット端末への実装を検討した。 必要な開発環境の整備と利用可能なセンサーについて選定を行い、試用実験などを検討した。具体的には、iBeaconの活用方法をスマートフォン(Android端末)の利用法を調査して、アプリ開発のための環境整備を検討・実施した。分析対象となるシーンについて、シナリオを作成して、どのようなシーンにおいて、活用可能であるのかをシミュレーションした。それと平行して、CaoGadgets 社のワイヤレスセンサータグを利用するための開発環境としてサーバの構築、SDKの利用環境を整え開発を進めている。また、予備実験を行うための教室環境を整えるように準備を進めた。 その他、アクティブラーニングの教育実践の事例について、学会等で発表した。さらに、日本教育工学会や関連する研究会等に参加して、システム開発の情報収集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
関連する先行研究の調査を行い議論を行った。システムの仕様設計・開発とタブレット端末への実装を検討して、必要な開発環境の整備と利用可能なセンサーについて選定を行った段階ではあるが、システム開発のためのシステムデザイン・開発は遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度であるため、研究計画を確実に実行するために、プロトタイプシステムの設計・開発を行い、評価実験を行う予定である。
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Research Products
(7 results)
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[Book] 21世紀型スキル: 学びと評価の新たなかたち2014
Author(s)
P.グリフィン(編集), B.マクゴー(編集), E.ケア(編集), 三宅なほみ(監訳), 益川弘如(編訳), 望月俊男(編訳)山口悦司,林一雅, 池尻良平, 河崎美保, 齊藤萌木, 大浦弘樹, 舘野泰一, 北澤武, 深見俊崇, 脇本健弘, 井手幸史(翻訳), 白水始
Total Pages
265(pp.60-76)
Publisher
北大路書房