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2013 Fiscal Year Research-status Report

思春期の高機能広汎性発達障害児をもつ親の精神的健康と養育態度に関する研究

Research Project

Project/Area Number 25870199
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

石田 徹  東京医科歯科大学, 医学部保健衛生学科, 非常勤講師 (10633076)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2015-03-31
Keywords高機能広汎性発達障害 / 家族支援
Research Abstract

高機能広汎性発達障害児(以下、HFPDD児)は、その障害特性から、身体的・精神的にも著しい変化がみられる思春期では、健常児に比べて内在化・外在化を呈する二次障害を引き起こしやすいという報告がある。その二次障害の予防には、周囲の大人の支援が必要であるといわれているが、思春期と障害の独特の特性より育てにくさを感じストレスは高いと考えられる。また、親の精神的健康と養育態度とは関連があると報告もあり、子どもへの影響も推察される。そこで、思春期のHFPDD児とその親を対象に、質問紙調査を用い、思春期のHFPDD児をもつ親の精神的健康や養育態度の特徴を明らかにし、今後の看護の支援を検討することを目的とした。
本年度は、2施設に対し本研究の説明を行い協力の承諾を得た。それぞれの施設の倫理審査委員会の承諾を得て、研究を開始した。対象となる入院患児やその家族に対して研究リクルートを実施し、データを収集した。しかし、各病院の倫理審査委員会の承認に時間がかかったこと、入院患児に対象者が少なかったこと、保護者の協力をあまり得られなったこと等から、協力を得られた対象者が少ない状況であった。
次年度は、協力医師を増やすこと、リクルート対象を外来まで拡大すること、対象児の年齢を拡大すること、リクルート期間を延長することによって、協力対象者を増やしていく予定である。同時にデータの入力・分析を行い、研究のまとめを実施していく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本年度で得られたデータは3ケースと非常に少なかった。その理由として次のことが考えられる。
1.倫理審査委員会の承認が遅れたこと。
2.協力施設での全体的に対象者が通年に比べて少なかったこと。
3.入院している対象児の家庭事情等により、協力対象者がすくなかった。

Strategy for Future Research Activity

次年度はデータ数を増やす方策として、以下のことを考えている。
①協力病院内における研究協力医師を増やす予定である。
②対象者が中学生をもつ親としているが、この年代の対象者が少ない状況であるため、前思春期年代の子どもやその親を対象として追加していく予定である。現在、思春期の時期が拡大していく傾向があること、小学校高学年生(前思春期)と中学生(思春期)との比較検討ができることから、対象者を拡大しても、本研究の目的達成には支障がないと考える。
③リクルート場所を入院から外来へと拡大する予定である。
④対象者のリクルートを延長していく予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

研究開始が遅れたことや対象児が少なかったこと等の理由から、研究協力してくれた対象者が少なかった。そのため、当初計画してあった質問紙、謝礼、そのほかの物品の購入がすくなく、繰越金額が大きくなった。
次年度において、繰越金分では、本年度購入する予定でった研究に必要な質問紙、謝礼、その他の消耗品(紙、封筒、等)等に使用していきたい。
次年度は、引き続き研究リクルートを実施し、またデータ入力・分析を実施するため、統計分析ソフトやパソコンなどを購入する予定である。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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