2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25870354
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
松井 誠 京都大学, 再生医科学研究所, 研究員 (40572376)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | オートファジー / 細胞内徐放 / バイオマテリアル |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、mammalian target of rapamycin (mTOR)阻害剤であるラパマイシンを細胞内で徐放し、基底レベルのオートファジーの活性を底上げすることである。そこで、ラパマイシンを細胞内で徐放させるために、細胞が取り込み可能なナノ粒子(Rapa-Gltn NS)を作製した。作製した粒子のサイズを測定したところ、粒径は100-400 nmであった。また、Rapa-Gltn NSは細胞に取り込まれ、1週間にわたって細胞内に残存することが観察された。取り込まれたナノ粒子は、リソソーム内に局在していた。Rapa-Gltn NSを取り込んだ細胞では、異常タンパク質の蓄積が抑制されていた。さらに、Rapa-Gltn NSの投与によって、1週間にわたってオートファジーが誘導されることがわかった。
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