2013 Fiscal Year Research-status Report
ブタモデルを用いた経カテーテル的大動脈瘤モデル作成法の研究
Project/Area Number |
25870420
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
上嶋 英介 神戸大学, 医学部附属病院, その他 (40645561)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 大動脈瘤モデル / 血管内治療 |
Research Abstract |
大動脈瘤における新たな治療法の確立や病態の解明のため、実験動物における大動脈瘤モデルの作成は重要な位置を占めている。開腹操作を必要とせず経カテーテル的に大動脈瘤モデルを作成することで、従来モデルより有用かつ実験動物の苦痛を最小限に抑えた大動脈瘤モデルの作成法の確立を目的として実験を行いました。 ブタを全身麻酔で鎮静させた後、頸動脈・大腿動脈よりシースを挿入、それぞれよりバルーンカテーテルを挿入しました。腹部大動脈にてこれら両方のバルーンを拡張し、血流の遮断を試みました。さらにマイクロカテーテルをバルーンカテーテル内に挿入し、遮断された血管内でエラスターゼを注入しました。注入後は血流遮断を解除し、カテーテル・シースなどを抜去し、4週間後に再度全身麻酔下に血管造影を行って血管形態を確認しました。 現時点での結果では、大動脈瘤作成の成功率は想定よりも低かった。その理由として、エラスターゼ薬剤量の不足やバルーンカテーテルでの血流遮断効果が不十分で、必要とされる薬効が得られなかった可能性を考えています。薬剤量の調節の他、より広径バルーンの使用が必要と判断し、追加実験を開始している。また、薬剤投与後に脆弱となった血管壁事態へのバルーン拡張やワイヤーによる内膜損傷など薬剤以外による血管傷害の追加も試みる必要があると考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
大動脈瘤モデルの成功率がやや低く、作成方法に修正が必要と思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
薬剤量の調節の他、より広径バルーンの使用が必要と判断し、追加実験を開始している。また、薬剤投与後に脆弱となった血管壁事態へのバルーン拡張やワイヤーによる内膜損傷など薬剤以外による血管傷害の追加も試みる必要があると考えている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
現時点で研究成果が思うように出ていないため、学会での発表や論文作成には至っていない。よって、学会出張費用や論文作成に関わる人件費・謝金の使用も必然的に少なくなっている。 研究成果を出すため、予定よりも多くの実験を必要とする。器具や薬剤も当初使用よりも増加すると思われる。また、結果が出た後に広く学会発表や論文作成を行う予定で、この際の旅費や人件費等も増加すると考えている。
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