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2014 Fiscal Year Research-status Report

戦間期日本における高等商業学校と人的資本の形成

Research Project

Project/Area Number 25870439
Research InstitutionWakayama University

Principal Investigator

長廣 利崇  和歌山大学, 経済学部, 准教授 (60432598)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywords高等商業学校 / 官立高等商業学校校長会議 / 学校の経営史 / 修業年限の延長 / 渡邊龍聖
Outline of Annual Research Achievements

本年度は研究の基盤整備として、収集した文献の電子化を進めた。具体的には、スキャナー等でパソコンに読み込み、パソコンとタブレットによって資料の分析を行うようにした。このことによって、大量に収集した資料を整理できるのみならず、検索機能を用いて分析に必要な事実を収集した資料から漏れなく得ることができるようになった。ただし、OCRは限定的であり今後の検討課題となった。
研究としては、前年度に着想を得た「学校の経営史」的研究を進めるうえで基礎的な資料・文献を収集するとともに、高等商業学校の校長会議の分析を進めた。「経営」を考えるうえで校長の役割が重要であったことはすでに把握していたが、校長会議の資料を分析することで「修業年限の延長」が校長間の共通の経営戦略となっていたことを掴み、この方向で研究を進めた。また、高等商業学校の戦略を考えるうえでのキーパーソンとなる渡邊龍聖についての研究を進めた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

前年度に着想を得た「学校の経営史」について、第一次資料を含めた分析を進めることができたため、「おおむね順調に進展している」といえる。

Strategy for Future Research Activity

「修業年限の延長」が本研究のキーワードであることを発見したが、高等商業学校がなぜその戦略を形成したのか、①学科過程の分析、②教官の研究活動の2つの側面から研究を行う。

Causes of Carryover

文献の購入にあてるため次年度の使用とした。

Expenditure Plan for Carryover Budget

文献の購入に充当する。

URL: 

Published: 2016-06-01  

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