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2015 Fiscal Year Research-status Report

マネジメント・コントロール・システムの動態的変化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 25870522
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

庵谷 治男  長崎大学, 経済学部, 准教授 (20548721)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywordsマネジメント・コントロール・システム / 制度論 / 動態的変化 / ケース・スタディ
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、マネジメント・コントロール・システムの動態的変化のなかで、複数のコントロール間の関係性がいかにして形成されるのかを、制度論に基づきながら長期的なフィールド・スタディを用いて明らかにすることである。
平成27年度の計画は調査データの整理と論文執筆である。調査データの整理について、平成25~26年度に実施したホテル日航プリンセス京都に関する調査を改めて見直し、分析を行った。その結果、ホテル日航プリンセス京都に関してはホテルの経営会社変更によってマネジメント・コントロール・システムが変化されていることが確認された。
また、これまでの研究成果の一部として早稲田大学商学学術院の清水孝教授との共同執筆という形で下記の論文を執筆した。
庵谷治男・清水孝(2016)「サービス提供プロセスに基づく業績管理システム」伊藤嘉博編『サービス・リエンジニアリング:顧客の感動を呼ぶホスピタリティを低コストで実現する』中央経済社, p.77-100.
なお、ホテル日航プリンセス京都およびホテル京セラの両事例を合わせた分析結果について、研究代表者の博士学位申請論文として現在執筆中であり(現在、草稿を200,000字弱執筆済み)、平成28年度中に完成予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

調査データの収集および分析について研究計画通りに進捗している。しかし、研究成果の公表については当初想定していた平成27年度中に終えていない。その理由として、研究代表者が平成27年度より博士学位申請論文の執筆に着手したことが大きな要因である。そのため、執筆およびデータの分析に大幅な時間を要し、本研究課題のエフォートが低減している。

Strategy for Future Research Activity

本研究課題の成果を公表するために、1年間の研究期間延長を申請し受理されている。また、本研究成果の一部についてすでに平成28年度に下記のとおり公表している。
庵谷治男「サービス・リエンジニアリングとアメーバ経営:宿泊産業の事例にもとづく考察」『日本管理会計学会 2016年度第1回フォーラム』亜細亜大学.(パネルディスカッションにも参加)
平成28年度の残りの期間は、博士学位申請論文の執筆および提出を目指している。それによって、本研究成果の一部を公表することが可能となる。

Causes of Carryover

他の用務で多忙を極め、研究成果の発表機会として学会発表ができなかったため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成28年4月16日に「日本管理会計学会 2016年度第1回フォーラム」にて学会報告の機会を得ている。会場が亜細亜大学(東京都武蔵野市)であり、長崎からの宿泊を伴った出張となるため、そのための旅費交通費として使用することを計画している。また、マネジメント・コントロール・システムに関する最新の書籍を購入するための物品費としても使用を考えている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2016

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] サービス提供プロセスに基づく業績管理システム2016

    • Author(s)
      庵谷治男, 清水孝
    • Journal Title

      サービス・リエンジニアリング:顧客の感動を呼ぶホスピタリティを低コストで実現する(書籍)

      Volume: - Pages: 77-100

URL: 

Published: 2017-01-06  

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