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2013 Fiscal Year Research-status Report

住民組織の発展に結合型・橋渡し型ソーシャルキャピタルは影響しているのだろうか?

Research Project

Project/Area Number 25870535
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

松本 千晴  熊本大学, 大学院生命科学研究部, 助教 (30452874)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywordsソーシャル・キャピタル / 住民組織
Research Abstract

本年度は、住民組織の代表者およびそれに準ずる者に半構成的面接を行い、組織の地域での発展や、グループ内のメンバーおよび行政・他組織に対する信頼や互酬性を感じる場面を明らかにすることを目的とした。
研究協力者は、A県内の4市町村における住民組織12団体の代表者およびそれに準ずる者16名であった。市町村は、転入者および転出者の人口割合が小さい市町村2か所と大きい市町村2か所とした。住民組織は、「委員会型」は食生活改善推進員もしくは健康づくり推進員、「地縁型」は老人クラブ連合会、「当事者型」は子育てサークルもしくは子育て支援グループとした。
調査期間は、平成25年10月31日~平成25年12月9日であった。一団体につき1~3名に面接を行った。面接時間は、平均57分であった。面接における質問項目は、1.組織の概要、2.地域において活動が発展していると感じる場面について、3.組織内のソーシャル・キャピタル(結合型ソーシャル・キャピタル)について、4.他組織とのソーシャル・キャピタル(橋渡し型ソーシャル・キャピタル)についての4項目とした。質問項目に対して、自由に語ってもらい、許可を得て、メモおよびICレコーダーへの録音を行った。
現時点においては、面接を終了し逐語録を作成した段階である。今後、メモおよび逐語録の記述データを、質問項目ごとに意味の類似性にそって質的に分析し、具体性を損なわない程度に一文に書き換える作業を行っていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

妊娠により、調査期間に制限があり、本年度計画していたメモおよび逐語録の記述データを質的に分析する作業まで進めることができなかったため。

Strategy for Future Research Activity

まず、半構成的面接におけるメモおよび逐語録の記述データを質的に分析する作業を進める。
次に、質的分析により明らかになったデータおよび先行研究をもとに、住民組織の発展、地域レベルソーシャル・キャピタル、橋渡し型ソーシャル・キャピタル、結合型ソーシャル・キャピタルを評価する項目で構成される質問紙を作成し、予備調査を実施する。予備調査の結果をもとに、再構成した質問紙調査を住民組織メンバーに実施し、1.地域レベルソーシャル・キャピタルと橋渡し型ソーシャル・キャピタル、結合型ソーシャル・キャピタルの関連性や、2.住民組織の組織形態による各ソーシャル・キャピタルの違い、3.住民組織の発展に各ソーシャル・キャピタルがどのように関連しているかを明らかにする。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

妊娠により、調査期間および調査範囲に制限が生じ、旅費と謝金が残ったため。
また、質的分析に関連する物品を購入しなかったため。
質的分析に関連する物品費および学会発表での旅費、平成27年度に実施する質問紙調査の予備調査および本調査での旅費と謝金に使用する。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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