2013 Fiscal Year Research-status Report
ARを用いたWWW情報の可視化による安心・安全支援システムの研究開発
Project/Area Number |
25870576
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
物部 寛太郎 宮城大学, 事業構想学部, 助教 (90448621)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 安心・安全システム |
Research Abstract |
研究の全体構想としては、仮想空間と現実空間の融合による安心・安全な環境の創出を目的としている。本研究では、仮想空間側のツールをWWW(World Wide Web)、現実空間側のツールを携帯端末と設定する。具体的な研究目的の1つ目として、安心・安全に関する情報とそれに付随する位置情報の整理を行う。2つ目として、利用者が危険な位置に近づいた際、携帯端末上で音・振動・AR(拡張現実)を用いて、情報リテラシーの少ない子どもや高齢者でも簡単に安心・安全情報を受け取ることのできるシステムを研究開発し、日常的な安心・安全意識の向上を目指す。 平成25年度の研究としては、安心・安全キーワードの選定とカテゴリ分けに関する検討を行い、情報伝達の空間範囲の研究として、危険位置の座標を中心にどの程度の空間範囲で音や振動を通して利用者に伝達を行うかを検討した。また、安心・安全情報更新手法の研究、安心・安全情報伝達に最適な位置確認手法の研究も行った。さらに、音・振動・ARによる情報伝達手法の研究として、子どもや高齢者の利用も考慮して、音・振動・ARによる情報伝達手法を検討し、安心・安全情報の種類に応じて、音・振動の最適な大きさ、種類、組み合わせ、ARの表示方法などを考案した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通りに研究が進んでいることから、おおむね順調に進展していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も当初の計画通りに、研究を推進する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度に使用予定の旅費と謝金等が、平成26年度での使用に変わったため。 平成25年度に使用予定の旅費と謝金等と合わせて、当初予定していた平成26年度の計画通りに使用する予定である。
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