2014 Fiscal Year Research-status Report
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25870628
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
根来 佐由美 大阪府立大学, 看護学部, 助教 (50508794)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | スキンケア / 高齢者 / 生活実態 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、スキントラブルが生じやすい高齢者が皮膚の健康を維持向上しながら生活できるよう、高齢者に必要とされるスキンケアの開発を目指すための基礎資料を得ることである。そのため、本研究では、地域で暮らす高齢者の生活実態を調査し、皮膚の健康度に影響するライフスタイルを明らかにするとともにスキンケアトラブルを予防するためのケアの必要性について検討を目指す。 平成26年度には、学会に参加し既存の研究の情報収集と質問紙の作成を行った。 さらに、冬季(2月下旬~3月上旬)に地域の公共施設に出向いてきている高齢者48名(男性18名、女性30名、平均年齢71.5±7.4歳)を対象に構成面接並びに皮膚の乾燥度の測定とマイクロスコープを用いた皮膚表面の観察を実施した。皮膚乾燥の自覚を100点満点で自己評価した結果は、51.3±21.6点であった。携帯型皮膚水分計モバイルモイスチャーHP10-Nを用いて前腕内側部と膝蓋骨下部と足背中央部の水分量の計測を行ったところ、前腕内側部は右33.6±8.9、左32.8±9.3、膝蓋骨下部は右27.2±10.9、左26.0±13.0、足背中部は右16.5±7.8、左15.5±7.7であり、部位による違いが確認された。現在、構成面接結果と測定結果並びにマイクロスコープ画像との関連について分析をすすめている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
調査は冬季に行うことが望ましく、2~3月にかけてデータ収集を行った。そのため、分析は現在進行中であり、27年度に延長申請を行い、承認された。
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Strategy for Future Research Activity |
構成面接によって得られた生活実態と測定結果並びにマイクロスコープ画像との関連について分析をすすめることで皮膚の健康度に影響するライフスタイルを明らかにするとともにスキンケアトラブルを予防するためのケアの必要性について検討する。
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Causes of Carryover |
今年度は郵送による質問紙調査と家庭訪問による聞き取り調査、皮膚状態の計測を実施予定であったが、対象者の獲得が困難であったため、地域の施設に出向いてきている高齢者を対象に構成面接調査ならびにその場での測定調査とするよう変更した。そのため質問紙の郵送費用は不要となった。調査は季節変動による皮膚への影響を考慮し、冬季実施が好ましく、データ取集と分析は現在も進行中であり、未使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
①データ収集ならびに分析を継続するにあたり必要な調査員や事務補助員の雇用費、②最新の知見に関する情報収集や研究成果を発表するための学会参加費、③調査に必要な文具類費、④調査に必要な交通費、⑤測定機器の消耗品費等にあてる予定である。
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