2015 Fiscal Year Research-status Report
小学校のカリキュラムに適合した作曲学習ゲームの開発と評価
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25870644
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Research Institution | The University of Kitakyushu |
Principal Investigator |
佐藤 貴之 北九州市立大学, 基盤教育センター, 准教授 (90310979)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | シリアスゲーム / 学習支援 / 教育工学 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度では,これまでの外部設計,ゲームとしての設計を踏まえ,開発に着手した.ゲームの実装過程において,ゲーム開発そのものの困難性により,外部学生との開発が頓挫した.当該研究の残りの期間を考慮して,外部委託することに方針転換を行った. 外部委託を実施するにあたり,研究不正防止に関する事項に留意するための時間を非常に多く要したが,仕様書の作成,業者の選定などを遂行し,年度中に契約を行うことができた. それと同時に,開発するゲームの評価項目,内容の検討を行い,今後の研究進展に向けて準備した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
やや遅れている原因は,開発に関連した時間が非常に多かったためである.ゲームの基本設計,画面設計を踏まえ,実装工程に着手したものの,開発補助予定であった外部の学生とのコミュニケーションが滞り,実装することが困難になった.その後,実装工程を外部の業者に委託することとしたが,仕様書の作成,契約など,純粋な研究作業以外の部分で時間が取られてしまったことも大きい. その一方で,当該年度に外部委託により,次年度に実装可能な見通しが立ち,システム開発に向けて大きな進展となったため,「やや遅れている」と自己評価した.
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Strategy for Future Research Activity |
実装可能な見通しが立ったため,システムを公開するためのサーバの選定,準備,構築を順次行っていく.また,開発したシステムの評価項目に関して検討を進め,評価の準備,実施に向けて研究を推進していく.
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Causes of Carryover |
当該年度は,外部学生との開発に関する情報交換,および,外部委託のための仕様書作成,契約,交渉のみであったことと,次年度に支払の予定である外部委託の費用が非常に大きく,今年度は研究費を使用しなかったことが理由である.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度は,外部委託費用,公開サーバに関する費用,システム評価,研究発表などに研究費を使用する予定であり,多額の研究費を投入する予定にしている.
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