2016 Fiscal Year Research-status Report
小学校のカリキュラムに適合した作曲学習ゲームの開発と評価
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25870644
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Research Institution | The University of Kitakyushu |
Principal Investigator |
佐藤 貴之 北九州市立大学, 基盤教育センター, 教授 (90310979)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 児童 / 音楽 / ウェブシステム |
Outline of Annual Research Achievements |
これまで開発してきた作曲学習用教材muphicでは、実行ファイルをダウンロードし、それぞれのパソコンにインストールしなければ使用できなかった。今年度はウェブブラウザ上で動作するアプリケーションとして、muphicの根幹をなす機能群を実装することができた。 従来のシステムにおける作曲機能と同様に、道の上に音符に見立てたキャラクターを配置し、それが家に向かって歩き出して、家に着くと同時にキャラクターが持っている楽器の音が鳴るような仕組みとしている。また、スライドを作成するための背景の選択、アイテムの配置など、マウスのみで操作可能になるようなスライド作成機能も実装した。これにより、作曲の機能、スライド作成機能を組み合わせて、児童がマウスの操作のみでメロディ付き物語を簡単に作成することができる。 開発したシステムでは、それに加えて、アカウント作成、作成したアカウントに対応したログイン機能も追加している。子ども用に開発されているビジュアルプログラミング開発環境Scratchのトップ画面と同様に、アカウントを作成しなくても遊べるような仕様にしている。もしも、muphicで遊び、自分で作成した作品を残しておきたい場合にはアカウントを取得してから、保存する形式を取った。 また、開発したシステムを外部のサーバ上に配置し、インターネット上で使用できるよう準備を整えた。来年度中にシステムを公開して、子ども達に利用してもらう予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初の予定では、システムの構築後、子どもに実際に利用してもらい、ユーザビリティ評価をしなければならないところである。しかし、現在、システムは基礎的な部分の構築ができた状態であるが、評価を行っていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は子どもを対象としたユーザビリティ評価を実施し、ゲームの要素を取り入れたシステム改良を目指していく。本研究期間の終了後に、本システムの外部公開を進めていく。
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Causes of Carryover |
現時点で、子どもを対象としたユーザビリティ評価を行っておらず、それに伴う支出がなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
開発したシステムを搭載したサーバの保守・運用費とシステムの評価、学外発表に関して支出する予定である。
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