2014 Fiscal Year Research-status Report
中等度から高度に移行する認知症高齢者の生活世界に対する看護ケアの検討
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25870647
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Research Institution | Asahikawa University |
Principal Investigator |
宮地 普子 旭川大学, 保健福祉学部, 准教授 (60364303)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 認知症高齢者 / 生活世界 / 認知 / 行動評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、対象病院に対する調査を実施した。2か所の認知症専門病棟のうち、A病院は2015年4月までの10か月間に計14回、B病院は2014年6月から2014年3月までの10か月間にわたり計17回訪問した。対象者はA・B病院ともに3名ずつ計6名の対象者のデータを得た。 調査の期間および時間(回数)は可能な限り確保できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していた調査実施期間でほぼ実施できた。しかし、調査実施回数は可能ならば2週に1~2回の定期的訪問を行いたかった。
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Strategy for Future Research Activity |
収集したデータの分析に入る。分析は行動の詳細と会話内容の詳細についてのデータ分析とする。まずは、各対象者の全体像と調査期間の経過を明らかにする。次に、各対象者の場面記録の分析を実施する。対象者の病態を考慮してデータを解釈する。その上で機能低下した部分と日常生活上の行動と会話内容の変化に着目し、各対象者に何が生じていたのかを解釈することで生活世界を捉えていく。 また、特徴的であった対象者の事例について、行動が解釈できた部分を学会発表する予定である。
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Research Products
(2 results)