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2013 Fiscal Year Research-status Report

マイクロ吸盤アレイを用いた成長する生体組織への構造物固定方法の基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 25870762
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Research InstitutionTokyo Denki University

Principal Investigator

桑名 健太  東京電機大学, 工学部, 助教 (00593055)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2015-03-31
Keywords固定方法 / マイクロ吸盤
Research Abstract

本研究では、成長する生体組織への構造物固定方法の基礎的研究として、吸着面に垂直・平行それぞれの方向に対するマイクロ吸盤アレイの吸着力制御を目的として研究を行っている。胎児期疾患である脊髄髄膜瘤の治療法として、パッチで患部を保護する方法が試みられており、この治療法において、胎児の脆い皮膚に侵襲を与えず取りつけが可能で、治療から出生までの間の成長によるサイズ変化に対応可能なパッチの固定方法が求められる。
本年度は、提案するマイクロ吸盤アレイの製作に必要なウェハを回転させながら斜めから露光するための装置の試作と試作した装置を用いた従来研究の製作手法によるマイクロ吸盤アレイの試作を行った。ウェハを回転させながら露光するための装置は、紫外線露光機とウェハ設置面の角度・回転速度を可変とするステージの組み合わせにより実現した。ウェハ設置面の角度・回転速度を可変とするステージは、ゴニオステージと自動回転ステージを組み合わせることにより、露光対象を0 ~ 20° 傾けた状態で0 ~ 360 deg/sの回転速度で回転させながら露光が可能な装置を試作した。試作した露光装置を用いて、従来研究の製作手法により吸盤径500 μmのマイクロ吸盤アレイの試作を行った。今後は、マイクロ吸盤の吸盤径・高さ・角度・厚さを制御するための製作条件だしを行い、マイクロ吸盤アレイの製作方法を確立する。また、マイクロ吸盤アレイの吸着力評価装置として自動ステージとフォースゲージにより簡易的な引っ張り試験機を試作した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

提案するマイクロ吸盤アレイの製作に必要なウェハを回転させながら斜めから露光するための装置の試作・調整に予定以上に時間がかかってしまったため。

Strategy for Future Research Activity

マイクロ吸盤アレイ試作のための装置の試作が概ね完了したため、マイクロ吸盤の吸盤径・高さ・角度・厚さを制御するための製作条件だしを行い、マイクロ吸盤アレイの製作方法を確立する。その後、マイクロ吸盤アレイの吸着面に垂直・平行それぞれの方向の吸着力の評価を行って行く。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

消耗品の使用量が予定より少なかったため。
マイクロ吸盤アレイ試作のための消耗品費として使用する。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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