2014 Fiscal Year Research-status Report
IL-13Rα2を標的とした膵臓癌転移抑制と生命予後の延長
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25870846
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Research Institution | Tokyo Health Care University |
Principal Investigator |
藤澤 聡郎 東京医療保健大学, 医療保健学部, 講師 (50627346)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 膵臓癌 / IL13Ralpha2 / 国際情報交換(アメリカ) / エピジェネティクス / 転移抑制 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究で臨床検体を用いて膵臓癌におけるIL13Ralpha2の発現が腫瘍の転移、患者の生命予後と関連しているかを調べ、その結果に基づき、IL13Ralpha2の発現を意図的に調節することにより転移を抑制し生命予後を改善できるかを検討することを目的としている。平成26年度の研究目的は、①膵臓がん手術標本を用いて癌細胞のIL13Ralpha2の発現と生命予後との関係を調べる、②膵臓癌マウスモデルを用いてIL13Ralpha2の発現を意図的に調節した際にマウスの予後が改善するかを検討することであった。 現在の研究の進行状況としては、①に関してIL13Ralpha2の発現の評価は終了しており、統計的な評価を加えて結論を検討している段階である。②に関してはヒト膵臓癌細胞を用いて、様々な健康食品に含まれる成分による、ヒストンアセチルトランスフェラーゼ(HAT)阻害、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)促進効果がIL13Ralpha2の発現にどのように働くかを検討している。IL13Ralpha2の発現を抑制する成分を数個に絞込み、近日行う予定であるマウスモデルでの腫瘍の増大抑制効果を確かめるため、投与経路、薬剤濃度、投与期間を検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
IL13Ralpha2の発現をコントロールする薬剤の選別、投与濃度、時間などの条件設定に予定より時間がかかっている。マウスを用いた実験の手続きにも時間を要しており、平成26年度に計画していた実験は3-6か月程度遅れていると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
今まで得られた結果をもとに膵臓癌マウスモデルを用いた動物実験を行い、薬剤の副作用、投与濃度等を検討する。動物実験の結果をもとに臨床でのPirot studyを開始する。
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Causes of Carryover |
動物実験の開始が遅れており動物の購入、飼育費用が翌年度に繰り越されたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
動物の購入、飼育費用に使用するほか、当初から予定しているPirot studyに使用する薬剤の購入費用等に充てる。
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