2015 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25870962
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
福元 喜啓 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 助教 (30636121)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 超音波診断装置 / エコー輝度 / 筋内脂肪量 / サルコペニア / 高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は縦断的研究の3年目であり,一昨年のベースライン測定からのフォローアップであった。高齢者と対象とした体力測定を実施し,326名の参加者が得られた。 昨年,一昨年と同様,生活機能(老研式活動能力指標),運動能力(握力・下肢筋力,Timed Up and Go test,立ち座りテストなど),日常生活活動量(生活活動アンケート),身体特性・生活習慣その他(年齢,身長,体重,BMI,体脂肪率,スポーツ歴・習慣,喫煙歴など)を測定した。 昨年までの研究結果より,超音波筋厚・筋内脂肪量では,1年後の転倒を予測することはできないとが明らかとなっている。 そこで本年度は,日常生活身体活動量が超音波筋厚・筋内脂肪量が関連するかどうかを検討した。高齢者のうち65名を対象とし,活動量計(東芝社製アクティバンド)を2週間c着用してもらい,身体活動量を計測した。結果,超音波筋厚・筋内脂肪量は,身体活動量とは関連していなかった。本研究の対象者ような地域在住で比較的身体能力の高い高齢者では,日常生活活動量の多寡は,超音波筋厚・筋内脂肪量に影響しないことが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
筋内脂肪量によるポジティブな結果は示すことができていないが,当初計画していた内容は実施できている。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度で,4年にわたる縦断研究の3年目までが終了した。本年度までの実施内容で,超音波筋厚・筋内脂肪量は,短期的な機能変化や活動量とは関連しないことが示された。 来年度(平成28年度)は縦断研究の最終年度となる。初年度(ベースライン)から最終年度までの3年間という長期経過で生じる運動能力や生活機能の低下には,筋厚・筋内脂肪量が影響している可能性がある。よって来年度も同様の測定内容を実施する。3年間の運動能力や生活機能の縦断的変化を算出し,ベースライン時の筋厚・筋内脂肪量が,3年後の運動能力・生活機能の低下を予測できるかどうかを検討する。さらに,筋厚・筋内脂肪量に関連する身体特性を因子を明らかにし,筋厚や筋内脂肪量を効率的に改善するための介入プログラムを作成,実施し,その効果を検証する。
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