2013 Fiscal Year Annual Research Report
動作中の身体と装着物のインタラクションを再現するデジタルヒューマンモデル
Project/Area Number |
25880033
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
吉安 祐介 独立行政法人産業技術総合研究所, 知能システム研究部門, 研究員 (10712234)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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Keywords | デジタルヒューマン |
Research Abstract |
H25年度の目標は、①身体表面変形モデルの基礎となるテンプレートフィッティング手法の構築と②装着物シミュレータのモデル化手法の検討であった。 ①テンプレートフィッティング手法: テンプレートフィッティング手法は、あらかじめ用意したテンプレートメッシュモデルを3Dスキャンにフィットさせることで、スキャンデータの穴埋めを可能にし、スキャンデータ間での形状比較や統計モデル構築を容易にする。提案したテンプレートフィッティング手法は、等角写像を利用した変形制約を導入することにより、従来の方法に比べて、変形時のメッシュのひずみを低減することを可能にした。また、テンプレートと3Dスキャンのマッチングする手法を開発し、テンプレートフィッティングを自動化できる手法を提案した。さらに、ユーザーが少数の対応付けを与えるだけでテンプレートフィッティングを可能にする、ユーザーの労力を軽減できるインタラクティブ変形手法も構築した。これらの成果は、国際会議論文(ジャーナル特集号)として投稿中である。 ②装着物シミュレータのモデル化手法の検討: 装着物シミュレータのモデル化手法としてバネモデルを用いることを検討した。これを応用したリターゲティング手法を国際会議で発表した。また、曲げを考慮するバネモデルを考案した。さらに、物体衝突モデルを導入し、布を模擬した単純な平面モデルと身体の剛体形状との接触状態を再現できることを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
身体表面変形モデルの基礎となるテンプレートフィッティング手法の開発が完了し、装着物シミュレータのモデル化方法を決定できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、装着物シミュレータを構築し、身体表面変形モデルとの統合を図る。
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Research Products
(4 results)