2014 Fiscal Year Annual Research Report
現代哲学における「政治的なもの」概念の究明:ナンシー哲学研究を中心として
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25884079
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
柿並 良佑 立命館大学, 言語教育センター, 嘱託講師 (40706602)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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Keywords | 哲学 / 現代思想 / 政治思想 / 国際情報交換 / フランス / 国際研究者交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は前年度の作業を踏まえ、「政治的なもの」の概念の射程ならびにその現代的な意義を検討した。研究協力者との継続的な研究会を通して、フランスに限定されない同時代の思想との関連をも検討することで、同概念の豊かな含意を明らかにすると共に、各地域での議論を背景とする概念的差異を浮かび上がらせた。その成果は単著と平行して準備中の共著に反映される。
また本年度は夏季に資料収集を目的としてフランス・パリに滞在した。現地の研究者の協力が得られたため、特に70、80年代の定期刊行物など、現在では入手困難な資料の調査・収集が大いに進展した。 またこの滞在中には、ジャン=リュック・ナンシーと親しい研究者・思想家にも聞き取り調査を行うことができた。70、80年代にフランスで行われた議論の模様、ストラスブール「学派」の内実など、貴重な関係者の証言が得られたが、承諾を得て、インタビュー等の形での記録・発表を行う予定である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Book] Nyx(ニュクス)2015
Author(s)
佐々木雄大, 松本卓也, トマ・ピケティ, エマニュエル・サエズ, ジョルジョ・アガンベン, ジャン= リュック・ナンシー, 土橋茂樹, 岡本源太, 星野太, 隠岐さや香, 板東洋介, 深貝保則, 西亮太, 斎藤幸平, メランベルジェ眞紀, 柿並良佑, 荒谷大輔, 河野一紀, 小林芳樹, 向井雅明
Total Pages
260(158-167)
Publisher
堀之内出版