2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25885035
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
三浦 紗綾子 一橋大学, 大学院商学研究科, 特任講師(ジュニアフェロー) (60711893)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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Keywords | 部品共有 / 製品カテゴリ横断 / 開発成果 / 競合他社の戦略 / 技術移転 |
Research Abstract |
異なる製品カテゴリに属する製品を対象にした部品共有がもたらしうる効果(a.開発生産性向上効果、b.多機能化・高機能化効果)を明らかにするという研究目的を達成するため、交付申請書に記載した計画通り研究を進めた。具体的には(a)部品共有は開発生産性を高めるが、他社との競争においては他社の部品共有戦略を考慮に入れる必要があること、(b)製品カテゴリを横断した部品共有によって、製品の多機能化・高性能化が達成されることが明らかになった。これらは、同一製品カテゴリ内での部品共有を扱ってきた既存研究では指摘されてこなかった効果である。 研究成果公表のための活動は、以下4つを行った。①このような研究が必要とされる理論的背景を整理したレビュー論文が、国内学術誌に採択された(査読付き)。コスト削減効果(a)に関する研究成果を、②国内学会にて発表した。③またその内容を修正した論文を国内学術誌に投稿した。多機能化・高性能化効果(b)に関しては、④国際学会に応募し、平成26年度中に発表することが決定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
交付申請書に記載した計画通り研究を進め、おおむね当初の予想通りの結果を得たため。加えて、その研究成果の公表についても、当初の計画通り進めることができた。具体的には、①国内学術誌での採択決定(査読付き)、②国内学会での発表1回、②国内学術誌への投稿1本、③国際学会への応募と採択である。ただし②の投稿論文については採択されず、新たな学術誌への投稿が平成26年度に持ち越しとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通り、異なる製品カテゴリに属する製品を対象にした部品共有がもたらしうる効果の明確化とその研究成果の公表をすすめる。 具体的には以下3つを行う。①本年度採用されなかった論文を修正し、新たな学術誌に再投稿する。②国際学会で発表を行う。③国際学会で得たコメントを基に研究を精緻化し、論文を作成して投稿を行う。
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Research Products
(2 results)