2014 Fiscal Year Annual Research Report
教育方法学的接近による協同学習過程分析モデルの開発と実証
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25885041
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
藤井 佑介 福井大学, 教育学研究科(研究院), 特命助教 (20710833)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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Keywords | 授業リフレクション / 授業研究 / 協同学習 / 授業洞察 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、近年、教育現場にて広く取り組まれている協同学習の過程分析に関するモデルの開発と実証を教育方法学的接近を通して行うことである。2014年度は2013年度に開発したモデルを基にして、GDの活用に着目して研究を行った。 (1)2013年度に開発した新たなGD表(SCATやカテゴライズの活用)を用いて、授業者ならびに参観者を含めた授業リフレクションを実施した。その中で、授業者は無意識(暗黙知の中)に行っていた協同学習の戦略や配慮が顕在化され、授業を振り返り再構成する材料となった。また、参観者にとっても客観的に授業を位置づけていく上で、重要な資料となり得た。 (2)さらに、授業に関わりのない第3者(実践家)にGD表とビデオを活用した洞察を行ってもらった。その結果、第3者にとってもGD表は自身の実践を省察する材料になるとともに、子どもへの教材として活用したといった新たな活用の可能性が示唆された。 以上、2014年度の研究成果として得られた知見は、GD表が授業者ならびに参観者が授業研究及びリフレクションする際の資料となり得ること、さらに第3者にとっても授業を分析する際の有効な資料となり得ることということである。また、授業研究や授業分析だけではない新たな活用の方法も示唆された。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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