• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2014 Fiscal Year Annual Research Report

シュタイナー学校の「治療オイリュトミー」に関する日独比較調査

Research Project

Project/Area Number 25885043
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

河野 桃子  信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 講師 (10710098)

Project Period (FY) 2013-08-30 – 2015-03-31
Keywords国際情報交換 / シュタイナー教育
Outline of Annual Research Achievements

平成25年度・26年度を通じて、以下の通り研究を遂行した。1、ドイツおよびスイスでの調査:当初の研究実施計画では計3回の渡航を予定していたが、「経験者への調査」を断念したため(後述)、2回の渡航となった。しかし、研究実施計画に記載していたベルリンのシュタイナー学校およびドイツの養成機関での調査に加え、スイスの養成機関でも調査が可能となり、養成段階についてのより詳細な調査が可能となった。2、日本での調査:当初の研究実施計画では、藤野シュタイナー学園においてのみ、計5回の調査を予定していたが、新たに横浜シュタイナー学園での調査が可能となった。このため、藤野にて計4回、横浜にて1回の調査に変更した。また、藤野では、オイリュトミー療法(治療オイリュトミー)の診断に関わる医師に対してもインタビュー調査を行うことができた。
調査の対象について、オイリュトミー療法士の方々の意見から、経験者である子どもとその保護者にインタビュー調査を行うことは困難であるとの判断に至り、学校現場でオイリュトミー療法を行う療法士、および療法士の養成に携わる療法士の方のみにインタビュー調査を行った。うち3名の療法士の方の実践(学校×2、養成機関×1)において参与観察を行った。
これらの調査を通じて、これまで日本では著作・論文等でほとんど言及されなかったオイリュトミー療法について、実践・養成の二側面について詳細なデータが得られた。また、研究の目的に記載した、道徳教育と「超越」的なものの関係だけでなく、教師のまなざしと「超越」的なものの関係について、1、「超越」的なものが教師に「問い直し」の契機を与えること、2、その問い直しによって、子どもの「現れ」がよりよく観察できること、3、その問い直しにはグループでの客観化が有用であること等、日本の教員養成における子どもの見方の養成を考える上で重要な知見が得られた。

Research Progress Status

26年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (3 results)

All 2016 2014

All Presentation (2 results) Book (1 results)

  • [Presentation] 教員養成における「見ること」(教育思想史研究の対象としての「教員養成」)2014

    • Author(s)
      河野桃子
    • Organizer
      教育思想史学会 第24回大会 コロキウム3
    • Place of Presentation
      慶応大学三田キャンパス
    • Year and Date
      2014-10-11
  • [Presentation] 子どもの「超越」をまなざすこと―シュタイナー学校におけるオイリュトミー療法の実践から2014

    • Author(s)
      河野桃子
    • Organizer
      日本教育学会 第73回大会
    • Place of Presentation
      九州大学箱崎キャンパス
    • Year and Date
      2014-08-24
  • [Book] 『教員養成の思想と哲学 ―― 教員養成学の新たなる視角』(仮)2016

    • Author(s)
      下司 晶、関根宏朗、須川公央編(編者以外の著者:山本一生、小山裕樹、青柳宏幸、宇内一文、富田純喜、田口賢太郎、河野桃子)
    • Total Pages
      印刷中
    • Publisher
      東洋館出版社

URL: 

Published: 2016-06-01  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi