2013 Fiscal Year Annual Research Report
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25885058
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
伊藤 純子 首都大学東京, 社会(科)学研究科, 助教 (00710740)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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Keywords | フランス憲法 / 共和制 / 89条 / 憲法制定権力 / 憲法改正 |
Research Abstract |
昨年度は、12月にフランスにて資料収集を行い、日本国内では入手困難な最新のフランスの憲法制定権力と共和制に関する文献を入手することができた。また、その際に、フランス留学時代の指導教授をはじめとしてフランスの大学教授たちと交流することによって、フランスの最新の憲法をめぐる諸状況について知ることができたことは大変大きな収穫であった。 さらに、ドイツ・ハイデルベルク大学において、フランスにおける憲法改正をめぐる議論と比較しながら、日本の憲法改正をめぐる諸状況について講演を行うことができ、また、ハイデルベルク大学での教授たちの交流によって、大変大きな刺激を受け、研究についても有益な示唆を得ることができた。 今年度は、昨年度に行った研究をさらに進め、フランスが標榜する「共和政体」の内容についてさらに研究を進め、それと人民がもつ憲法制定権力の関係についてさらに研究を進めていきたい。そして、それが憲法改正の限界の指標となりうるのか否かについて考察し、そして昨今日本においても注目されている日本国憲法96条に定める憲法改正手続きを緩和することが憲法学的にいかなる意味を持つのか、そしてそれは果たして正当化されうるのか、日本における憲法改正の限界についても大きな示唆を与えうると思われる。上述の研究を進めるために、まずはじめに憲法の学会である憲法理論研究会において本研究の結果を報告し、それを基に憲法理論研究会の憲法理論叢書に論文を公表することを予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね計画通りに研究が進んでいる理由は、ひとえに昨年度、フランスにて有用な資料を入手することができたという点による。また、夏期や冬期の長期の休暇のときに集中して執筆することが可能だったためである。
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Strategy for Future Research Activity |
上記の研究を論文として学会発表を行い、学会誌に論文を掲載する予定である。その際、夏期か冬期の授業期間外の時期に、またフランスに資料収集に行く予定である。
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Research Products
(3 results)