2014 Fiscal Year Annual Research Report
重度要介護高齢者の在宅生活の長期継続に向けた効果的なサービス利用方法の検討
Project/Area Number |
25885064
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Research Institution | Tohoku Fukushi University |
Principal Investigator |
石附 敬 東北福祉大学, 総合福祉学部, 講師 (20463200)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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Keywords | 重度要介護高齢者 / 家族介護者 / 在宅 / サービス提供 / 介護支援専門員 |
Outline of Annual Research Achievements |
重度要介護高齢者(以下、重度者)の在宅生活の継続に向けた、効果的なサービス利用の方法について検討することを目的として、以下の調査を実施した。 第1に、重度者の在宅介護を始めて1年未満の家族介護者等、これまでインタビューの対象枠組みに入れていなかった重度者の介護者を対象にインタビューを実施し、重度者の介護を始めてから現在にいたる経緯と、在宅介護を継続する中でのサービスの役割、今後の希望等について情報を収集した。結果、宮城県A市内の4事業所から紹介を受けた5名の家族介護者のインタビューデータが得られた。これらのデータは、これまで収集された長期に在宅生活を継続している重度者の要因分析の際の、比較として使用した。 次に、重度者の在宅支援経験のある居宅介護支援事業所の介護支援専門員を対象とするインタビュー調査を実施した。聞き取り内容は、「重度者の在宅支援において介護支援専門員として心がけていること」「重度者が在宅生活を継続する上で重要なこと(要因)」「長期の在宅支援ができた(できなかった)事例」「重度者の在宅支援における、効果的なサービスの提供方法」等についてである。結果、宮城県A市内の5事業所から8名の協力が得られた。 重度者を在宅支援する上で、介護支援専門員が重要視していることとして、①家族介護者の不安・負担の軽減、②状態変化に合わせた柔軟かつ敏速な対応、③医療との円滑な連携(訪問医療の利用)等がほぼ共通的にあげられていた。その他、サービスの提供方法については、①介護者の負担の軽減に配慮し、初期の段階から手厚いサービスを整える場合と、②家族介護者の様子を見ながら徐々にサービスを厚くする場合、の二つの型が見られた。これらのサービス提供方法については、さらなる検討が必要と考えられた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)