2014 Fiscal Year Annual Research Report
ジルコニウム同位体を利用したピグミー双極子共鳴の系統的研究
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25887036
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
岩本 ちひろ 大阪大学, 核物理研究センター, 研究員 (50649770)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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Keywords | 実験核物理学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、近年新しく発見された原子核の電気双極子共鳴であるピグミー双極子共鳴(PDR)の発達過程をジルコニウム同位体に着目した測定を行なうことで確かめることと、超前方陽子非弾性散乱反応とガンマ線同時測定法を組み合わせた新たなピグミー双極子共鳴構造観測手法の開発を行なうことである。これまで実験的証拠が乏しくその実態がなぞに包まれてきたPDRの構造研究を、本研究により大幅に前進させることができる。本年度の目標は、ジルコニウム同位体である、92Zr, 94Zr, 96Zrの三核種について超前方陽子非弾性散乱実験を行ない、PDR強度分布測定を実施することと、陽子非弾性散乱の崩壊ガンマ線同時計測法の試行実験を行なうことであった。
陽子非弾性散乱実験実施については、2015年度の5月に実験を実施できることが確定している。申請時の計画書の通り、実験結果の解析は半年を予定し、2015年度中に成果をまとめる予定である。 ガンマ線同時計測法の試行実験は、2014年5月と2014年7月に実施した。これまでに良く調べられている炭素標的の励起準位からのガンマ線を測定し、本実験で想定される実験条件において発生するバックグラウンドに比べて、十分測定が可能であることがわかった。また、試行実験から得られた結果から、バックグラウンドに対する具体的な遮蔽体及び標的を真空内に設置するための真空槽の形を設計した。真空槽は2015年の6月に完成し、これを用いて2015年度末に本実験を行なう予定である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)