2014 Fiscal Year Annual Research Report
扁平多孔管による低温排熱回収用高性能熱交換器の開発
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25889027
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Research Institution | Tokyo University of Marine Science and Technology |
Principal Investigator |
地下 大輔 東京海洋大学, 海洋科学技術研究科, 助教 (30708368)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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Keywords | ミニチャンネル / 蒸発熱伝達 / 扁平多孔管 / 伝熱促進 |
Outline of Annual Research Achievements |
円形,矩形および三角形の微細流路を有する水平扁平多孔管内を対象とし,冷媒R32を用いて蒸発熱伝達および摩擦圧力損失に及ぼす流路形状の影響について,以下のことを明らかにした. 1.矩形流路における摩擦圧力損失に及ぼす水力直径の影響について検討した.また,矩形および三角形流路を有する扁平多孔管の摩擦圧力損失は円形流路に比べてわずかに小さい値を示すことを明らかにするとともに,摩擦圧力損失の予測式について検討した. 2.扁平多孔管内の蒸発熱伝達特性は流動様相の影響が大きく,スラグ流と推測される低流量・低クオリティ条件において,矩形および三角形流路は円形流路に比べて高い熱伝達率を示した.一方で,強制対流蒸発が支配的な高流量かつ高クオリティ域では,矩形および三角形流路の熱伝達率は円形流路に比べて低い値を示した. 3.矩形流路の場合,水力直径の減少に伴い表面張力により辺部に形成される液膜が薄くなり,伝熱が促進されることを明らかにした.また,矩形および三角形流路は円形流路に比べてより低いクオリティでドライアウトが観察された.また,矩形流路においては,水力直径が小さいほど低クオリティでドライアウトが観察された.これは,表面張力により辺部の液膜が薄くなることで液膜が部分的に消失するためと推測される.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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