2014 Fiscal Year Annual Research Report
1ms以下の短時間温度計測可能な高速応答型感温塗料計測法の研究開発
Project/Area Number |
25889047
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
小澤 啓伺 首都大学東京, システムデザイン研究科, 助教 (00712738)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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Keywords | 高速応答型感温塗料計測法 / 空力加熱率 / 極超音速 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,1ms以下の試験時間に対応できる高速応答型の感温塗料計測法(TSP:Temperature-Sensitive-Paint)の開発が目的である。本研究を遂行するに当たり,2年間の研究期間で,研究計画をほぼ達成することが出来た. 平成25年度には,瞬間的な流体現象を発生させることが可能な衝撃波管を設計・施工し,性能評価を行った.その結果,高圧管/低圧管の圧力比40の場合,試験部における試験時間は約1msであり,衝撃波速度750m/s(理論値:800m/s)であった.この値は,理論値とわずかなズレがあるが,衝撃波減衰を考慮すれば妥当な結果である.再現性はよく,繰返し試験による衝撃波速度のズレは1%以下である.試験部側壁に本TSPが塗装できるように工夫し,衝撃波速度,温度計測,空力加熱率の評価を定性的に行うことが出来た.同時に,試験部に試験模型を設置できるよう,模型支持を取り付け,側壁だけでなく,一様流中に模型を設置できるように改良した. 平成26年度において,目標としていた空力加熱率の定量的評価の高精度化を行った.その結果,同軸熱電対による空力加熱率の値からのズレは10%以内に収まった.この時の高速度カメラの撮影条件は,Sampling frequency:100kHz, Exposure time:0.010msであり,これらも目標としていた撮影条件を満足させている.本実験における目標は達成できたため,高速応答型であり,高感度型のTSPの研究開発を行っている状態である.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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