2014 Fiscal Year Annual Research Report
交通インフラ施設の機能転換を契機とした公共空間創出に関する制度的研究
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25889069
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
木村 優介 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (20713556)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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Keywords | レールバンク / アメリカ / 鉄道政策 / 自然歩道 / 鉄道跡地 / 連続立体交差事業 / 都市デザイン |
Outline of Annual Research Achievements |
26年度は、25年度に研究内容の調整を行った結果を踏まえ、以下の課題を実施した ・都市部におけるレールバンクの活用実態における有効性の検証 暫定的に路線の所有権を移行するレールバンクが周辺市街地の空間計画や維持管理に与える影響を考察するため、関連資料の収集と合わせて、ニューヨーク市ハイラインを対象とした現地調査を実施した。高架上の通行権のみを移管するレールバンクの枠組みを前提としながらも、一部の高架下や隣接する敷地開発においては、高架上の空間と一体化した空間の整備が新たに進められていた。一方で、高架下に代表される空間では、整備前からの利用が継続されている箇所もあり、これらの差異をもたらす要因の分析が新たな課題として抽出された。以上の課題については、今後も研究を進めて成果の公表を図る予定である。
また、レールバンクの適用拡大に関与した非営利団体の役割については、当団体の報告書や図書の収集を実施したが、レールバンクの普及に果たした役割を考察するまでには至っていない。レールバンクの成功要因をより明確化するために、制度拡大のプロセスの考察を今後の課題としたい。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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