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2014 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝子改変動物を用いた肺再生・成長の解析

Research Project

Project/Area Number 25893034
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

尹 貴正  千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (80710491)

Project Period (FY) 2013-08-30 – 2015-03-31
Keywords代償性肺成長 / 肺 / 再生 / 画像 / 遺伝子 / マウス
Outline of Annual Research Achievements

【背景】我々はヒト臨床における肺切除後の代償性肺成長(CLG)を画像的に仮想肺重量として評価してきた(JTCVS 2013, Surgery Today 2013)。
【目的】CLG現象が既に証明されているマウスにおいて、仮想肺重量が関連することを証明し、さらにCLG関連遺伝子変化を解析することでCLGの実態解明に寄与する。
【方法】成体マウスC57BL/6(9週齢)の左肺全摘モデルを作成し、経時的(術後3/7/30POD)な右残肺の形態変化、肺胞密度(肺胞壁間距離)、マイクロCTによる仮想肺重量(容積x密度)、網羅的遺伝子発現を解析した。遺伝子発現は2倍以上に増加した遺伝子を有意としGene OntologyおよびPathway解析を行った。形態・画像解析では開胸群を、遺伝子解析では摘出した左肺をコントロールとした。
【結果】1)右残肺の湿重量・容積は経時的に増大し、特に心臓葉で顕著であった。2)仮想肺重量も同様に増加傾向を示した。3)組織学的肺胞密度は低下し、画像的密度と相関していた。4)細胞増殖、血管新生、神経・胸膜の増殖・分化に関連する遺伝子群が、3POD、7PODで発現増強しており、30PODには収束した。この傾向は心臓葉で顕著であった。肺胞の新生・分化に関する遺伝子群はほとんど変化しなかった。
【考察】1)マウス肺全摘モデルで術後早期のCLGが確認された。2)仮想肺重量は臨床的CLGの評価に応用できる可能性が示唆された。3)我々のラットにおける研究 (JTCVS 2012)と同様にマウスCLGにおける肺胞新生は示唆されなかった。

Research Progress Status

26年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] マウス肺全摘モデルを用いた代償性肺成長の解析2015

    • Author(s)
      尹 貴正
    • Organizer
      第32回日本呼吸器外科学会総会
    • Place of Presentation
      かがわ国際会議場(香川県高松市)
    • Year and Date
      2015-05-15 – 2015-05-15

URL: 

Published: 2016-06-01  

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