2013 Fiscal Year Annual Research Report
認知症疾患別の睡眠-覚醒リズム障害の看護ケアとその評価方法の確立
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25893129
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
樋上 容子 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60706927)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2016-03-31
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Keywords | 睡眠-覚醒リズム障害 / 認知症 / 看護ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
多くの認知症患者は、不眠や昼夜逆転、夜間の徘徊などの睡眠-覚醒リズム障害を抱えている。そして、認知症疾患ごとにその症状の特徴は異なっており、各疾患に応じたケアの必要性が指摘されている。 本研究は、睡眠の測定機器を用いて、認知症患者の睡眠-覚醒リズム障害の実態を明らかにする。そして、データを病棟スタッフへのフィードバックを行い看護計画の立案やケアの評価に活用する。さらに、これらのデータを蓄積することにより、ケアのエビデンスを構築することを目的としている。これらの研究成果は、効果的な非薬物療法としてのケアの提供に貢献するものである。 本年度は、計画書通りデータ収集を実施した。 対象は、認知症専門治療病棟に入院中の認知症患者約40名であった。5週間以上に渡り測定機器を用いて睡眠状況の観察を行った。最初の2週間では、観察研究として睡眠-覚醒リズム障害を測定した。その結果を看護師、ケアワーカー、医師、作業療法士が参加するカンファレンスでフィードバックし、スタッフとともに対象者の睡眠-覚醒リズムを評価し、看護計画としてのケアの立案を行った。その後3週間は、立案した看護計画を実施し、継続した機器による観察から、介入したケアの評価を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2年間で約100名を対象としたデータ収集を実施予定である。本年度、ノロウイルス発症などのためモニタリング中止期間があり、40名ほどのデータ収集にとどまった。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きデータ収集の継続と分析を実施していく予定である。
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