2014 Fiscal Year Annual Research Report
シンバスタチン徐放による直接覆髄モデルラットの修復象牙質促進効果評価
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25893264
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
宮澤 敦子 日本歯科大学, 生命歯学部, 助教 (00706997)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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Keywords | 徐放性 / 分解性 / 象牙芽細胞分化 / 象牙質再生 / ゼラチンハイドロゲル / 薬物徐放 |
Outline of Annual Research Achievements |
シンバスタチンミセル含有ゼラチンハイドロゲル作製のために、既報告に基づいて分子量1000の乳酸オリゴマーと等電点5.0の牛骨由来ゼラチンで作製した乳酸オリゴマーグラフトゼラチンを使用し、難水溶性のシンバスタチンを水可溶化することでまずはシンバスタチンミセルを作製した。その後作製したシンバスタチンミセルを等電点9.0の豚皮由来ゼラチンに内包することでシンバスタチンミセル含有ゼラチンハイドロゲルを作製した。この時、架橋剤であるグルタルアルデヒドの濃度を変化させ、シンバスタチンミセル含有ゼラチンハイドロゲルの分解性をコントロールし、4種類の異なる分解性および徐放性を持ったシンバスタチンミセル含有ゼラチンハイドロゲルを作製した。分解性および徐放性の評価は既報告に基づいてin vitroでコラゲナーゼを用いた分解性試験と徐放試験で行った。そして、作製した4種類のシンバスタチンミセル含有ゼラチンハイドロゲルを分化培地中で歯髄細胞と共培養することで歯髄細胞から象牙芽細胞への分化に最適な分解性と徐放性を持つシンバスタチンミセル含有ゼラチンハイドロゲルを検討した。歯髄細胞はマウスの下顎臼歯部より単離したものを使用した。コントロール群はゼラチンハイドロゲルを含まない分化培地のみとした。培養7、14、21および28日後にDNA数、ALP活性およびBMP-2濃度を測定し分化評価を行った。その結果グルタルアルデヒド濃度0.25vol.%において最も高い分化能を示した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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