2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25893273
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Research Institution | Osaka Dental University |
Principal Investigator |
河合 咲希 大阪歯科大学, 歯学部, 助教 (70707067)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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Keywords | 歯髄 / 乳歯 |
Research Abstract |
ヒト乳歯歯髄細胞より実験に関して十分に説明し本人や保護者の同意を得た後、乳歯歯根が2/3以上残存する齲蝕のない乳歯より採取する。採取に関しては大阪歯科大学医の倫理委員会の承認を得ている(大歯医倫理110713号)。採取した細胞をフラスコに付着させ増殖してきた細胞を初代乳歯歯髄由来細胞とし、その後、10cm dish で細胞を培養する。本研究に関しては3-7継代した細胞を用いた。実験は6-bormoindirubin-3'-oxime(BIO)を乳歯歯髄由来細胞へ2日間刺激したものを用いた。 BIO刺激乳歯歯髄細胞について、MTSassayにより細胞生存率の検討を行った結果、BIO0.5-1.5μM刺激細胞において細胞増殖能に有意な変化は認められず、細胞に与える影響はわずかであった。 BIO刺激乳歯歯髄細胞において、未分化能に関連しているOct4、Sox2、c-myc遺伝子発現変動をReal time RT-PCRにより検討を行った結果、BIO1.0、1.5μMでOct4、Sox2遺伝子の有意な発現増強が認められた。C-myc遺伝子に関してはすべての濃度において減少した。 幹細胞マーカーの発現変動の測定では、BIO刺激乳歯歯髄細胞においてフローサイトメトリーにより検討を行った結果、BIO1.0μM刺激によりCD44、CD90の有意な発現増強が認められた。 現在、BIO刺激により乳歯歯髄細胞に存在している未分化幹細胞数に変化がみられるのか検討を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在は計画通りに進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、BIO刺激細胞において未分化幹細胞数の増減の検討をフローサイトメトリーにて行っている。今後はさらに、BIO刺激乳歯歯髄細胞からフローサイトメトリーにて未分化幹細胞の分離を行い、分離された未分化幹細胞の幹細胞特性の更なる検討や他の細胞への分化能について検討を行う予定である。
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Research Products
(1 results)