Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
本研究では高速原子間力顕微鏡(AFM)観察技術を駆使しタンパク質間の結合・解離ダイナミクスをナノメートルスケールでリアルタイムに可視化することを目指しており、世界をけん引する大きな成果が期待できる。記憶の分子基盤に関わるタンパク質の動態に注目し変異体と野生型の比較や阻害剤の効果を調べる研究手法は具体的であり、既にCaMKIIキナーゼドメインやAMPA受容体の構造ダイナミクスの可視化に成功していることからも、高い独自性と実現可能性があると評価された。